長い間、クライアントOSのスタンダードとして使用されてきたWindows7も、来週火曜日でサポートが終了。改めて調べてみたら、最初のリリース(一般販売)は、2009年10月22日だから、まるまる10年以上も「現役」だったわけで、途中何度かSPでの更新はあったけれど、随分息の長いOSだったなと改めて感じます。
Windows 7の二つ前、Windows XPも、息の長いOSだったけれど、Windows XPはその後継OSのWindows Vistaが、Windows 7は、Windows 8(8.1)が、あまりに不評であったため、本来はもっと早くサポート終了するはずが、後継OSの分も含めて延命されてきた、という気がする。あくまで個人的印象だけれど、Windows XPまではビジネス向けのクライアントOSだったものを、Vistaで一寸色気を出してMacOSっぽい領域を狙ったけれど失敗。結局再びビジネス中心に、しかし64bit化など安定性と信頼性を優先して作ってきたのが、Windows 7だろうと思っています。でも、そのままWindows 7を進めていけば良かったのに、また変な色気を出して、Windows 8で失敗するのが、いかにもMicrosoftらしいけれど。
Windows 7の最大の功績は、それまでの32bitベースの構成を、64bitベースに移して、ハードウェアリソースに合わせつつ、安定していたことなんじゃないかと。勿論、細かなBugは色々あったけれど、Windows XPの枯れた動作と比較しても安定していた印象を最初から受けたから、そこはMicrosoftとしても頑張ったんじゃ無いのだろうか。まぁ、その経験がそのまま上手くWindows 8に移植されていれば、もう少し違った時代になったかもしれないけれど、あの頃は何かMicrosoftも焦っていたような印象があって、それは同時期に出そうとしていたWindows RT何かも関係しているのかもしれないけれど、今思い返しても無理があった気がしますね。
現在は、Windows 10が半分位を既に占めている時代ですが、それでもWindows 7は25%位まだ残っているらしい。1月14日になると、一斉にWindows 7が止まるわけではないし、今でもWindows XPとか、それいぜんのOSがまだ残っているように当分はWindows 7もそのまま残されていくんだろうけど、ますます移行に対してのプレッシャーと技術的なハードルが上がって行くのは確かでしょうね。案外、この連休中に一気に社内クライアントをWindows 10に更新するなんて言う、悪夢の会社が多いかもしれない。週明けは、阿鼻叫喚だろうなぁ... Windows 10も、変な音声機能とかVRとか使わないなら、結構安定していて良いOSだと思いますが、名前は変わらないのに中身はどんどん更新されていくのが嫌。Bug Fixだけならまだしも、知らないうちに機能が変わっていたり、裏で動いていたりとか、信用ならない状態が困るんですよね。Windows 10も、いつまで「10」と名乗るんだろうか。「10」は消えないのだろうか。と言うか、「10」という括りが、もう曖昧ですよね。Future Update (FU)が幾つなのかがキーな訳で。となると、単体のOSとして、自分達が記憶に止める最後のOSが、Windows 7 (8/8.1は無視)になるのだろうか。
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