2020年1月30日

タッチしやすい自動改札機

私も毎週お世話になっている、JR東日本の自動改札機。その図を見る限りでは確かでは無いけれど、示されている新しいセンサー部分(QRコードとSuica)って、左側にも設置されるんだろうか。多分これまでのデザインを踏襲しているとすると、右手での利用しか考えいなくて、左側の改札は向こうからこちらに入ってくる動線を想定して奥の部分に図と同様にセンサー類が配置されているんじゃ無いかと思います。

実際に改札を利用していると、左利きの人は勿論、私も時々Suicaの入ったスマホを左側の後ろポケットに入れる場合があり、その時には左手で取りだしてタッチしたいもの。でも、センサーは右側にしか無いから、一度右手に持ち直すか、体を捻って左手で苦しい大星からタッチするしかない。あるいは、私は使用していないけれど、スマートウォッチを利用して居る人は、右手に填めているならまだしも、左手に填めているとしたら、相当無理な形に体を捻らないとタッチ出来ないんじゃ無いだろうか。今の自動改札機は、旧来の切符にも対応する必要があるから、内部の機械部分が大きいから、一方向にしか対応出来ない事は理解するんですが、この新改札機はそういう機械部分は無さそうなので、単にセンサーを複数配置するだけで良いはず。それなら、左右どちらでもタッチして通過出来るようにするくらい、そんなに難しくないと思うのだけれど。

さらには私の友人などは「まだタッチさせるのか」と、接触無しの自動認証を希望していたりするんですが、となるとSuicaよりも判定距離が長い新しい規格を導入しないと難しいかも。「5G使って」と言っていたけれど、それだと「今この改札を通過している」と極小規模の位置認識が出来ないといけないわけで、それって難しい気がする。Beaconを使ったら可能なのかなぁ。改札機の中に複数のポイントを設置して、移動する方向から入場なのか退場なのか判断して、必要な精算処理をするみたいな。かなり乱暴な言い方をすれば、JR東日本のSuicaって、元々は切符の代替として瞬間に判断して処理できる自動改札機を想定して作られた物だから、その処理の高速性が売り物のはず。だから、どんな技術を入れるにしても、それが担保されないとなかなか置き換えは難しと思う。あと、Suicaがそんなに広がらない理由の一つとして、FeliCa対応という、スマホのハードウェア要件があったこともあるわけで、となると新しい技術は、それこそWi-Fiとか5G/6Gの様にデフォルトでスマホに内蔵される機能を使わないと、なかなか今のSuicaの置き換えとしての普及も進まないだろうし。便利なサービスは、一旦閾値を超えるとあっと言う間に普及してくれるんですが、その閾値が物に寄って異なるし、高い低いは別にしても超えられる位のサービスって、そんなに簡単には出現しないのが難しいところですよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿