2020年1月27日

武漢救出

閉鎖状態にある、武漢市とその周辺地域。移動出来ない現地日本人のために、政府がチャーター機を手配して、速ければ28日にも飛ばす予定というニュース。ANAが、成田-武漢線を飛ばしている(現在は運休中)ので、ANAがチャーター機を運航するんでしょうけど、通常の使用機材はB767-300で、定員は200名位。今の所、現地で把握されている日本人渡航者は430名位ということで、足りるんだろうか。

現地に駐在して居る人は、多分家族は春節前に日本に戻っているだろうから、現地に残っているのは秋雪直前まで仕事のある人や、春節中も帰らずにいる人なので、こう言う人達は案外そのまま現地に残る可能性が高いんじゃないかと。春節明けに、工場なりオフィスなりを開けないといけませんからね。だから、足止めをされていて、今回チャーター機で戻りたい人は、短期出張で現地に行ったけれど、今回の騒動で戻れなくなった人や、観光客と言った人達でしょうか。となると、200名分1機でも足りそうだけれど、2機位必要になるかもしれない。ANAの現在の保有機材を見ていると、250名位が一つの境界線なんですね。250名を超えると、2機送るか、B787-10を使わないといけなくなるけれど、B787-10も機数が少ないからなぁ。

国内線用機材を回すという事もありそうですね。国内線仕様のB767-300だと、定員は270名。B787-8/9だと300名以上の定員になるから、一度に帰国希望者全員を運べそう。国内線仕様なので、シートピッチなどは厳しそうですが、武漢-成田は4時間位のフライトタイムなので、なんとか我慢できるか。ギャレーなんかは、特別に機内食を搭載するとか、別途対応が必要に成るんでしょうけど。国内線最長の、沖縄-新千歳が、3時間半位かな。それよりも少し長いフライトなので、何とかなりそうな気もするけれど。さらに言えば、成田(?)に到着しても、そのまま直ぐに帰宅できるわけでは無く、場合によっては経過観察が要求されるかもしれないし、帰国前も帰国中も帰国後も大変な状況は続きそうですね。

機材も気になるけれど、現在公共交通機関やタクシーも動いていない、市内や周辺地域から、空港への移動はどうするんだろうか。こちらも、現地の大使館がバスとか準備して、ピックアップして回るんだろうか。バスにしても、定員50名仮定して6台から7台くらい? もし、地域が分散しているようなら、もう少し台数の確保が必要かも。いずれにしても、チャーター機の目処は立ったけれど、空港までの移動手段の確保の方が大変そうな気がする。駐在員の人達は、現地での生活時間も長いだろうし、それなりに備蓄とかもあるだろうからある程度対応可能でしょうけど、一番困るのは現地に不慣れな観光客とか短期出張者ですよね。そう言う人達が、先ずは一度無事に帰国出来ることを祈るばかりです。

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