2019年12月17日

Japan X Bowl

昨晩は、Xリーグの決勝戦、Japan X Bowlの日。残念ながら今年はテレビでの観戦でしたが、接戦の良い試合でした。リーグ戦では2敗だったパナソニックは、そのうちの1敗を期したオービックを準決勝で破り、もう一つの敗戦相手富士通に対峙したわけですが、前半は互角。相手のオフェンスの核であるグラント選手のランプレーを、ほぼ完璧に封印して強力な富士通オフェンスを苦しめると、3Q早々にはパスインターセプトからのリターンTDで逆転。しかしここから富士通のオフェンスが息を吹き返して逆転。4Q終盤にTDを奪い、2点コンバージョンで同点を狙うものの、このプレーは失敗で2点差。でも、最後は逆転サヨナラFGのチャンスを掴みかけるんですが、自らのフォルススタートの反則を続けて自滅して、2点差を逆転できずに敗れました。

うーん、JXBは4年振りとなるパナソニックだけに、大舞台の雰囲気に最後は飲まれたのかなぁ。パナソニックのOLだって、殆どオールジャパンクラスですから、決してあんなミスを、しかも続けてするようなチームじゃ無い。ただ、時間も少ない中、少なくとも後20ヤード進まないといけない状況では、どうしても雰囲気に飲まれることは有るかもしれませんね。しかし、去年トラブルがあり、半年間活動自粛して、実質的には夏からチーム練習が始まったような状態の中、ここまでチームを作り上げてきたチームスタッフは凄いですよね。正直なところ、リーグ戦中位辺りに沈んでもおかしくないと思うけれど、やはり一人一人の選手・スタッフのスキルが高いから何だろうなぁ。

これで、実質的に日本のフットボールは、社会人も学生も終了して、後はお正月のライスボウル。数年前から、社会人と学生の力の差による試合内容や安全性の問題が課題に挙がっているけれど、当面見直すつもりはないという記事も。学生にとっては、より上のレベルとの対戦は多くの意味で良い経験・価値を生むと思うけれど、昔と違って社会人側の実力も上がっていて、段々と差が開いてきていることも事実。出来るなら、ライスボウルの記者会見の時に、学生・社会人、それぞれの意見なり合意なりを正式に表明した上で開催して欲しいですよね。

サテ、来シーズンの対決はどのチームになるのか。そろそろ、富士通王国を倒すチームが現れないと。リーグ活性化の意味も含めて。そうそう、来週は入替戦があるんだった。どちらのチームが勝っても関東のチームが残るので、関東:関西の比率6:2は今年と同じ。そこから、どのチームが来シーズンは頂点を極めるのか。来年は、東京2020もあり、今年とは一寸コンディションが変わることも何か影響するかも。昨日対戦した2チームを目標に、既にシーズンを終えている5チームは既に来シーズンに向けて動き出しているわけで、どの様な戦国時代になるか楽しみ。

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