2019年12月3日

新語・流行語・不思議語大賞?!

現代用語の基礎知識選 2019ユーキャン新語・流行語大賞」が発表されて、今年の年間大賞はラグビーワールドカップに因んだ「ONE TEAM」が選ばれました。まぁ、その選考は妥当だと思うけれど、その選考理由がなぁ... 最後の部分は余計でしょう。
ONE TEAMは、世界に広がりつつある排外的な空気に対する明確なカウンターメッセージであるとともに、近い将来、移民を受け入れざるを得ない日本の在り方を示唆するものとなった。それは安倍総理にもしっかりと伝わったと信じたい

  1. 明確なカウンターメッセージ
    国としてのあり方と、チームビルディングの話は全く別。しかも「カウンターメッセージ」というけれど、それならそれに対応する「ストレートメッセージ」は彼らは受け付けるのだろうか。それも民意の発露の一つでしょ?! 都合良く勝手に解釈されるのは、ラグビーチームに取っても迷惑なはず
  2. 移民を受け入れざるを得ない日本のあり方を示唆する
    「人口減少に対しての政策」という利害的な理由以前に、これだけ流動性が世界的に高くなっている現代において、色々な意味や目的で移民が増えるのは当然。たまたま地理的な要因で、日本には移民が少ないと言われてきたけれど、それも今では理由にならない。一方で、所謂「在日朝鮮人・韓国人」というのは国連の統計的には「移民」に相当するらしいのだけれど、それだと日本は世界でもトップの「移民大国」になるらしい。つまり、近い将来の問題では無く、既に昔からある課題なのに、それをこのキーワードを利用して持ち上げているのが胡散臭い
  3. 安倍総理にもしっかりと伝わったと信じたい
    と言う事は、このイベントは政治的な目的のあるイベント、と言って良いわけですね? 大体、アッチ系の人達はことある毎に安倍総理に対して要求するけれど、安倍総理の任期は今の所後2年弱。それまでに「移民問題」が解決出来るわけも無く、どちらかというと国民一人一人の意識の問題では。だからこの課題を問いかけるべきは、政府ではなく、国民がそう言う考え方を受け入れるかどうか、の話だと思うのだけれど。
まぁ、このイベントは「新語・流行語大賞」で、この「新語」の所に重きが置かれている気がするのは、昨日今日始まったわけじゃ無い。今年は、比較的それなりにはやった言葉が選ばれたなと、他の言葉も見て思ったものの、やはりトラップが仕掛けられていた(笑)「#KuToo」です。仕事で、ハイヒール等の利用を強制されたことを、その前に流行った「#MeToo」を文字って「靴」と「苦痛」に引っかけた所までは良かったけれど、当の女性側からも「TPOによって」という反対意見が出てくると、どんどん話が横道に逸れていった気がします。靴も含めて、「服装」というものが重視される場面もあるし、それぞれのケースで判断していくのが、最初のONE TEAM同様「多様性」としての観点じゃないだろうか。それを、有る場合は多様性を主張し、別の場合には一義的な意味しか受け入れないから、多くの人から支持されなくなると思うなぁ。

で、この言葉を使い出した、「アクティビスト(何それ?)」の石川優実氏ですが、この件でtwitter上でのバトルがあり、そのやり取りを本にして出版したのは良いけれど、書籍に引用する許諾も得て居らず、しかもtwitter上でのやり取りを切り貼りして、単に個人の発言を地震に対してのリプライのように編集したり、発言内容全部では亡く一部を切り出したりと、「創作」してしまった。この手の人に共通しているように感じるんですが、自分の都合の良いところだけ取りだして、あるいは勝手に解釈して利用するというのは、どうにかならないのだろうか。会話すら成立しなくなってしまう。たまたま、その「アクティビスト(Activist)」を調べてみたら、先ず最初に「株主」との説明が。まぁ、これは関係無いけれど、もう一つの意味が「政治活動家」の意味で、議員や閣僚・首長等とは異なる立場で政治的な活動をする物の総称と説明されていて、自分達の世代だと「活動家」とか「運動家」と言っていたもの。なるほどね、と納得してしまう(笑)。昔から、この人達は自分達の都合の良い主張、行動をしがちですからね。「#KuToo」という言葉? というかタグが、今年生まれた新語であり、それなに注目された言葉(タグ)であることは事実だと思うけれど、それを主張するが為に、創作というか捏造まがいの書籍まで出した人のことを、ユーキャンは良しとするのだろうか。幾ら一私企業のイベントとはいえ、言論の自由にも関わる問題だけに、ちょっと不味いんじゃ無いのか。まぁ、それも無視していくんだろうけど。いずれにしても、いつもながらのイベントでしたね。

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