2019年12月16日

甲子園ボウル

今年も関西学院大vs早稲田大の対戦となった、甲子園ボウル。結果は、今年も終始試合を有利に進めていた(と、私は感じた)関学が、終盤にかけて早大を突き放して、38-28で勝利。74回目の大会で30回目の優勝も凄いけれど、出場回数で言えば、52回出場しているので、70%位は関学が出ている計算に。

去年の試合も感じたんですが、関学の強さ、少なくとも甲子園ボウルでの試合に関して言えば、相手チームの穴ライジングを徹底的にやっていて、相手に得意なプレーを出させないことが勝利の秘訣のように感じて仕方ない。今回も、2本目のTDキャッチは、DBのミスだったけれど、それ以外のパスコースはかなりカバーされていたし、何にしても中央がなかなかでないのは、早稲田としては痛かったのでは。早稲田QB#1柴崎選手が、左手指を負傷していて、どうもいつものようにパスが投げられないという不運もあったみたいですが、それがなくてもオフェンスがなかなかでない雰囲気でしたしね。

勿論、早大だってアナライジングチームは持っているだろうし、ちゃんとスカウティングはやっているだろうけど、多分ビデオを見て相手のプレー分析をして、それらの対策を立てるところまでは同じでも、そこから先の相手のプレーなりゲームプランを「推測する」ところが、関学にはこれまでの経験値も含めて秀でているんじゃないかといつも感じます。

しかし、早大は悔しいだろうなぁ... これまで6回出場して、立命館に3回、関学に3回敗れていて、なかなか「関西の壁」を敗れないのは。まぁ、それを言ったら、リーグ戦で勝っても、大学選手権で敗れてここの所甲子園から遠ざかっている立命館の悔しさの方が、まだ大きいかもしれないけれど。関学は、まだお正月のライスボウルもあるけれど、今回の試合に出場した4年生のうち、どれだけ社会人でやってくれるだろうか。なかなかマイナースポーツで、今ひとつ人気的にも不利なんだけれど、世界で一番面白いスポーツだと個人的には思っているので、是非彼らの活躍を来年はXリーグで見てみたいものです。

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