2019年12月13日

ヤマダと大塚

経営再建中の大塚家具が、家電量販店のヤマダ電機と資本提携をして、ヤマダ電機が大塚家具を子会社化すると言うニュース。社長の大塚久美子氏は、旧大塚家具時代に創業者の父親から経営権を奪って、現在の大塚家具の社長になった時には、結構ファンもいてこのまま復活するかと思われていたけれど、結局一時のブームが消えると、業績には繋がりませんでしたね。

ヤマダ電機との提携というと意外な気もするけれど、ヤマダ電機も本業の家電量販では少子化もあり先細りが予想されていて、その対策として住宅機器メーカーのエスバイエルを子会社にし、さらには住宅機器メーカーのハウステックも子会社化し、建物、住宅機器、家電と揃ったところに、今回の家具が入れば、「住宅」のワンストップサービスが可能になるわけで、これはこれでなかなかいい目の付け所かも。

ただ、リーゾナブルにという全体の中で、以前みたいな大塚家具では商売にならないし、かといってIKEAみたいなゾーンの商品が出せるとも思えないし、かなり厳しい状況は変わらないと思う。自分は、余り家具にはこだわりがないけれど、出来れば言えと一体化した家具という、使わないときには片付けられる家具というか。棚とかテレビなんかは壁収納されて、椅子はまぁいいけれど、テーブルなんかは床に収納されていて、使う敵にはせり出してくるとか。

まぁ、段々時代も厳しくなってくると、規模のメリットをどんどん遡及すると共に、複合化というか多様化も拡大していかないと、なかなか生き残れない厳しい時代になったなと再認識する記事ですよね。どうだろう、大塚家具は以前は高級家具で、今では少しそれも「お手頃」くらいになっているわけだけれど、最近流行のDIYを意識したデザインにするとか、そう言うパーツを今後作っていくとかしたら。さらには、間取りに合わせた、微調整とか。あるいは、家具のレンタルをするとかね。それもサブスクリプションで、四季に応じて家具をレンタル出来るとか。その時に、合わせて家電とかも交換できたりするとか、そう言う相乗効果が生まれると、また違ったシナジーが生まれるかも。

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