2019年11月6日

X-League+CFL->NFL?

ちょっと中途半端な発表なんですが、X-LeagueとCFL(Canadian Football League)が、パートナーシップ提携に向けた協議を開始する、というニュース。中途半端と感じるのは、「パートナーシップ提携」ではなく、そのための「競技開始」のアナウンスということ。多分、それなりに成立する可能性が高いから発表したんだろうけど、「やるやる詐欺」にならなきゃ良いけれど...

CFLは、NFLという米国でのAmerican Footballを、よりエンタメ制をアップするために、パッシングオフェンスを中心にしたようなもの。だから、エンドゾーンはNFLの10ヤードに対して奥行きがある20ヤードだし、選手も12名いて、マインインモーションは複数名が動いても良いし、前にも動ける。ちょっと意味が分からないのが、フィールドの長さが、NFLの100ヤードに対して、CFLは110ヤードであること。だから、センターラインから、それぞれのエンドゾーンまで55ヤードあるのは何故だろうか。その他、フィールドの横幅も長いし、4thダウンでは無く3rdダウンまでで、いかにもパスを投げやすいようなルール。パッシングオフェンスのスリリングさで人気を得ようというコンセプトだから、それはそれで正しいと思う。ただし、日本人向きかと言われるとどうかなぁ。NFLよりも厳しいんじゃ無いだろうか。過去には挑戦した日本人選手もいたけれど、今の所ぱっとしないし。

個人的にはAFL(Arena Football League)の方が、日本人向き、日本での興行向きと思っていたんですが、アメリカでも廃れてきているし、日本の場合は室内競技場も少ないだろうから、難しいでしょうね。ただ、AFLとCFLは、プレー自体は似ている気がしているので、CFLが流行るなら案外行けるかも。ただ、今回の発表がどうなるのか、来年とか再来年には、日本人選手がCFLで活躍する場面が生まれるのか、まだまだ分からない。

日本のXリーグでも、NFLやXFLに挑戦する選手は何名かいるけれど、一つはやはり能力スキルの問題があるし、もう一つコミュニケーションの問題も大きいと思うんですよね。スラングじゃ無いけれど、サインを理解して、それを瞬時に判断してプレーするというのは、日本のチームで日本のシステムがやっても大変なのに、それが現地のネイティブなモードで使用されたら、なかなか日本人だと厳しいんじゃないかと。そう言う意味では、もっと早い時期、高校生位から現地で生活して目指さないと、近々には無理かもしれない。それでも、今回の様なチャンスを生かして、沢山の選手が挑戦して欲しいですよね。

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