2019年11月18日

風評被害

野党から順与党に移籍(?)して、これまでの縛りが取れたのか積極的に福島に対しての風評被害(トリチウムを含む処理水に関して)に関して、積極的に発言をしている細野豪志議員。以前も書いたけれど、まぁ例の「モナ男」騒動移行、当時の民主党内での発言とかでかなりガッカリした議員の一人だけれど、ここ最近の発言にしても行動にしても、かなりその考えを改めないといけない感じ。

本来なら、責任者がちゃんと説明して次の段階に進むべき何だろうけど、最近の桜を見る会騒動じゃ無いけれど、何か見つけて因縁を付けてくる人達がいるから、そのところは慎重にならざるを得ない。でも、政府が責任を持って手続きを進めないと、いつまでも解決されない処理水が堪る一方で、それは限界であることは今でも明らか。さらに言えば、その処理水自体の始末以前に、それがそこに有ること、処理が進まないこと、それ以外の些細なことを取り上げて、「福島に対しての差別・言われ無き風評」が流布されていることを解決するべきなのに、それすら出来ない。と言うか、某政党は先の参議院選挙で、わざわざ海外で福島の風評被害を広めている候補を推薦するし、某政党の党首はわざわざその福島に出かけて、持論の風評被害を演説している。

悪い事はどんどん広まるけれど、良い事はなかなか広がらないのが世の常。福島第一原発の廃炉作業にしても、時々報じられる現地の写真などを見ると、事故当時と比べて作業員の様子や服装はかなり改善されていて、しかも場所によっては現場にかなり近づけるようになっていることが伺えます。まだまだ誘拐したデブリの撤去には時間が掛かるんだろうし、それこそ10年20年単位での作業になるからには、今だけで無くこれからの人材やリソースなども考えなきゃいけない。その為には、例えば処理水を円滑に海上放出することで負担を減らして、その分のリソースを本来の処理作業に振り向けることは大いに意味があるし重要なこと。意図してかどうか分からないけれど、福島に対しての風評被害行為を、それをやっている人は良かれと思って行動しているところに救いが無い感じ。

例え、それが間違った発言であると思っても、力尽くで押さえることは社会のルールに反しているわけで、言葉には言葉で対抗しないと行けない。その時には、やはり発言力のある人の行動が必要で、そう言う意味では当時の責任者である細野氏が積極的に発言をしていくことは重要。彼の選挙区は自分の住んでいる場所とは異なるけれど、仮に自分の選挙区だったら、一票入れても良いかなと思う位。現実問題としては、自民党系の現職と選挙区が被るので、簡単に自民党候補にはなれないと思うけれど、自分の以前の行動に対してのこう言う行為は素直に評価したい。で、この件もそうなんですが、それ以外のことに関しても積極的に発言をして欲しいですよね。彼のことなら100%支持するとはならないけれど、それでも55%、60%同意できるものであるなら、それは支持に繋がると思う。そう言う、是々非々の行動を期待したい。今の野党がああいう体たらくだけに、一つの指針みたいなもの、アイコンみたいなものになってくれたら、心ある野党候補ももっと生まれてくるんじゃ無いだろうか。それが日本の政治の活性化に繋がるだろうし、経済や社会の発展になるはずだと思う。

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