2019年11月20日

嘘から出るのは嘘

野党による「桜を見る会」やその前夜祭に対しての批判行動は、例えば参加者の選択に恣意的なものが無かったという点を追求するのは良いと思うけれど、勝手な思い込みとか悪く言えば捏造に近い言い方で政権批判するのは論外でしょう。この記事でも、鮨店やホテルから野党の言い分が否定されていて、
野党の中堅議員は一連の首相追及について「法的問題を問えないのは分かっている。要は首相に対する印象の問題だ」と狙いを明かす。
というのは、はっきり言ってクーデターに近い考え方では。しかも、自分の非を認めずに論点をどんどんかわしていくことで、相手批判を続けことだけが目的になっている。で、結果的には、自分達も同じような方法でホテルでやっている政治資金パーティーの不具合が発掘されたり、以前は沈静化した領収書問題が再び発掘されたり、結局は身から出た錆状態。お互いに後ろめたいというか、同じ事をやって来たわけで、一方を突けば他方も明るみに出るのはわかりきっている。それなのに野党が追及を止めないのは、結局自分達の悪事が出ても、それ以上に与党に影響すれば良しと思う、言ってみれば自爆テロみたいな考えなんだろうか。

結局、そう言う不毛な活動で一番迷惑や不利益を被るのは、国民。台風の復旧をその半分でもやっていれば、もっと早く地元も復興するだろうし、年末に掛けて需用が高まるだろう時に経済対策をすれば、より良い新年が迎えられるだろうに。野党議員はよく長期政権を指摘して、それ故に「私物化している」と言うけれど、それってひっくり返せば「無責任な野党の立場を私物化して、やりたい放題している」とも見られても仕方ないのでは。長期政権というと、自分の世代だと佐藤栄作氏の時代が、物心ついてからずっと続いていたような記憶があって、あれよりも今の安倍さんの政権は長いというのは凄く不思議な感じがします。でも、その間に何度も選挙があって、その度に与党が大勝しているのは、別に選挙結果に何か不正が仕込まれたわけでは無く、選挙に関心がない世代が増えて投票率が落ちても、それでも野党よりは与党を選択する人が多数という現実を、もっと真剣に考えないと。

流石にそう言う雰囲気を良しとせずに、野党から出て無所属や与党に入る議員も出てきているけれど、そうでは無くて野党として自浄努力なりをしないと、単なるお騒がせ集団以下の存在認識にしかなら無いだろうなぁ。それで消えてくれればいいんだけれど、いつまでも残ってくるのが最大の問題なのかも。

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