2019年10月25日

二台分の二つ折り

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、最近流行の「二つ折りスマホ」に関して。私も、二つ折りスマホをちょっと触れたことがあるんですが、正直個人的には「買わない」派。確かに、ギミックとして面白いし、画面サイズが大きくなることのメリットはあるんですが、二つ折りにすれば今のスマホ二台分の厚みになるし、大画面になって嬉しいのは写真とか動画再生くらいで、後はそれほど大きな恩恵は無いと思います。

一番の問題は「価格」ですよね。正直、二つ折りだからか、価格も二台分。それなら、スマホ2台携帯して、それぞれを個別に操作してもいいのでは。個人的には、何か2台のスマホを二つ折りのように固定して使用できる、ワイヤーハーネスみたいな物があれば、それで事足りる気もします。勿論、同じ位の画面サイズでも、方や一つのI/Fで操作出来る利便性と、それぞれのI/Fで操作しないといけない不便さはあるけれど、多くの場合それぞれに左右すると言うよりは、片方の画面に参照用の画面を表示して、もう一つの画面で操作する、と言うのが殆どのケースになるような気がするので、そんなに不便さは無いんじゃ無いだろうか。勿論、2台持ちと言う事はSIMも二つ費用なので、その分の経費というか重複はありますが。

多分、私がこの二つ折りスマホに余り興味を持てないのは、タブレットデバイスに興味がないのも大きな理由じゃ無いかと思います。昔からパソコン系のデバイスで育ってきているから、どうしてもキーボードの無いデバイスには厳しくなってしまうんですが(笑)、それでもタブレットの操作は、単にアプリを使うくらいなら良いんですが、メール作成となると、もうキーボードが無いと発狂しそうになります。オンスクリーンキーボードも良いんですが、シフト操作とか入力文字種の切替とか、どうしても物理キーボードでの操作と比較すると、まどろっこしいしイライラするし。タブレットデバイスの使い方にもよりますが、情報端末の延長として自分が使うことを想像すると、今のままでは一寸困る。今のSiriの100倍位賢い音声入力システムがサポートされれば別なんだろうけど。

今の二つ折りスマホは、大画面を提供するための手段として登場している気がするんですが、それだけだと訴求力は弱いのではないだろうか。価格が、今のスマホくらいならまだ良いのですが、二台分に近い価格帯ですし、それだけのコストを払ってまで得られるメリットは、まだまだ少ない気がします。大画面と「見栄」以外の付加価値をどれだけこれから提供出来るか、それが二つ折りスマホのチャレンジだと思います。

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