2019年10月17日

リニアと台風

湧水問題でなかなか進まない静岡工区のリニア新幹線工事。静岡県の北の端、尖った部分をかすめるように通りリニア新幹線で、多くはトンネルなんですが、静岡県の中でも北の端の地域なので、工事する箇所へは新規に作業用の林道を通したり、作業場所も山の中を切り開いてプレハブ設備などを設置したり大変な場所。で、昨日の地元のニュースでは、そのアクセスする林道が、先の台風19号の影響で一部崖崩れなどで封鎖されてしまい、復旧には1年位かかるとか。作業員の人達も、その場所に居たらしいのですが、取りあえず食料など備蓄はあるので、直ぐにどうなるという事は無いみたいですが、映像で映し出された林道は、単に土砂を片付けたら通れるというような状況でもないようで、これは大変かも。

で、トンネルの湧水問題が今すぐに解決したとしても、トンネル工事に大きな影響が出るような気がするのですが大丈夫だろうか。静岡県側としても、人名に関わることだから、まずは奥の作業場所から救出する事は優先するんだろうけど、資材などを運搬するためには、それなりの強度で安全な道路を再度作らないと行けないわけで、これは大変そう。今年は多分こんな台風はもう上陸しないだろうけど、これから何年も工事が続けば同じような災害が発生する可能生はあるわけで、その対策も必要になりそう。

川勝知事は、もしかしたらこの復旧で時間的余裕が出来ることを「幸い」と思うのだろうか。作業の林道は、確かこの地域の生活道路も兼ねて開設するという話だったはずで、JR東海側だけで無く周辺の住民にとっても問題なわけで、そう言う意味では県知事として早急に対策をしないといけないはずなんだけれど。

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