2019年9月13日

IPブロック

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、国境を越えられないインターネットの話。今は違うかもしれませんが、以前はJR東海のエクスプレス予約が、海外からのアクセスをブロックしていて、出張中に帰りの新幹線の予約を変更しようとして出来なかったことがあった気がします。新聞とかの記事でも、たまに映像などは「日本国内でのみ視聴可能」みたいなワーニングがでることもあったような気がします。

本来なら、そのユーザーとサービス提供者の関係で判断されるべきものが、「インターネット」という間の媒体の属性で判断されるというのは、一寸理不尽な気がします。特に、世界どこからでも利用出来るインターネットという存在と、相反する気がします。例えば、最初にアクセスするときに端末情報だけでなく、ユーザーの属性というか、そう言う情報も一緒に送信することで、サーバー側がネット上の発信場所が異なっていても、属性情報から利用範囲に含まれるかどうか判断する、見たいな事は出来ないだろうか。まぁ、今のインターネットプロトコルをかなり変えないと行けないから難しいかもしれないけれど。

記事の中で、SoftEther VPNを使用して国境問題を回避することが書かれているけれど、これも一つの方法ですよね。ただ、誰にでも出来る方法でも無いから、解決策というよりは「抜け穴」的な方法であるわけで、自由なインターネットの中にある不自由な一面と言えるかもしれない。

記事ではサイトアクセスの国境越えの話をしていますが、個人的にはレコメンド機能ももう少し賢くなって欲しい。例えばtwitterとサイトなどで、「お勧めのサイト」みたいなものが表示される場合、海外からアクセスしていると、その「お勧め」がその現地のサイトにがらっと変わることがあります。どう言う判断をしているのか分からないけれど、あれももう少し賢くならないのだろか。例えばブラウザーの言語設定をみて、それがアメリカからアクセスしていても、日本語設定なら日本のサイトを表示する、とか。これも、別の意味での「国境問題」じゃ無いかと思いますねぇ。

0 件のコメント:

コメントを投稿