福島第一原発の「処理水」に絡んで、「汚染水の海上放出はまかりならぬ」と主張する一部メディアと一部界隈。特に一部メディアで不思議に思うのが、今タンクに蓄えられているのは、ALPSで除洗処理した「処理水」な訳で、除去不能なトリチウム以外は規定値以下に除染されているはず。仮に、彼らがそれら「処理水」を、まだ除去不十分な「汚染水」と思うのであれば、彼らが避難するべきはその「汚染水」の海上放出」ではなく、本来機能しているはずの除洗処理ALPSが機能していないことになるわけで、それを批判するべきでは? つまり、「政府はALPSで除染できていると言うが、処理されたものは『汚染水』である」と。
でも、今の所メディアでは「汚染水」と言いながらも、決して除洗処理に関しては報道しない。多分、実は問題無いことはメディア自身も分かっているけれど、それでは批判できないし、自分達の記事のネタも無く割るわけだから。あるいは、ALPSに関わっているのは日本の名だたる企業群なので、それを批判することで自分達への広告出稿に影響するかも、という思惑も有るのかもしれない。
確か、貯水タンクの中にも、1) 災害初期のほぼ未処理のままの処理水、2) タンクへの貯水を優先して、3) 完全には除染されていない処理水、トリチウム以外は除染されている処理水の、三種類が存在しているはずで、3)はそのまま希釈排水して問題なモのだし、2) にしても再処理して基準値以下に除染すれば問題無い。1) にしても、同様に処理すれば良いだけの話し。つまり、メディアや一部団体が「汚染水」と呼び続けることは、結局は自分達の飯の種をずっと維持したいと言うだけの話なんですよね。
漁業関係者の懸念も分かるけれど、かといってあのままタンクが並んでいる光景がいつまでも残るのは、それはそのまま福島の海が危険にさらされているという誤解を招くだけだと思う。多分一時的には風評被害もあるだろうけど、そこはお金や人でを国もちゃんと準備して、一定期間の全数検査とか、凄く非科学的だけれど価格的な証拠を出すべきだと思う。多分、東京2020が終わるまでは、国も余りこの件で波風立てたくないのかもしれないけれど、ある意味東京2020前に実行して、それで問題無いことを東京2020で検証させる方が、後々のゴタゴタが無くて良いような気がするけどなぁ。いずれにしても、「処理水」に問題があるとおもうなら、まずはALPSを叩けよ、と思う。
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