2019年9月13日

インフレキシブル

ITmedia、河合薫氏の記事から、先日の台風15号接近時の対応に付いてのコラム。私の会社は、金曜日のお昼過ぎに、台風が日曜日の夜から月曜日に掛けて上陸、あるいは影響が残ると天気予報などで報じられると、全社員に月曜日は天候や交通状況を確認してから出社すること、場合によっては在宅勤務等で代替することも検討すること、マネージャーはその旨十分配慮するように、と言ったようなメールが一斉に流されました。

私のように殆ど在宅勤務の場合影響ないのですが(実際はいろいろあったけれど-笑)、通常在宅勤務していない社員も、月曜日に備えて必要ならオフィスのパソコンを金曜日に持ち帰るようにと言う事も言われましたが、実際はどうだったか。金曜日の時点では、あんなに大きな影響が出るとは思っていませんでしたからね。私も、日曜日の深夜から月曜日の明け方くらいは影響するだろうけど、何時もよりは少し遅めの感じで、通常状態に戻ると思っていましたから。

勿論、中にはどうしても職場に行かないと行けない場合も有るでしょう。例えば病院とか、介護施設とか、そこに人が居てサポートしてくれないと人の命に関わる場所は幾らでもありますし。一方で、在宅勤務のようにリモートで仕事が出来る場合、あるいは月余日で無くても翌日あるいはもっと後にスケジュール変更しても問題な場合だって多くあったはず。その当たりの切替をどれだけ余裕を持って出来るかが、その会社の隠れた質を決めるような気がする。

たまたま前日が日曜日で休日だったから事前に人を待機させておくことは難しかったかもしれないけれど、割増料金とか宿泊費を会社が払うなどして、どうしても必要な人員を近場に待機させておくことは、場合によっては必要だったかもしれない。その人その業種によって事情は異なるから一概には言えないけれど、結局は自分が仕事とどう向き合うのか、会社が社員や業務とどう向き合うのか、一番コアな部分の立場がこう言う場合に出てきたと思いますね。今の社会がそう言う場面に初めて遭遇したのは、関東だと東北の震災の時だったと思うけれど、あの時と比べると今回は少しましになったような気がします。ただ、千葉とか伊豆とか、想定外の災害で復旧は遅れているけれど、100%の回答が無い以上は、そう言う想定外のことに対して、じゃぁ次回までに十分に対策するのか、ある程度リスクを見て対策するのか、その判断が次に重要になる。福島のように、本当に1000年に1回の様な津波に対策することが必要なのか、ああいう話が今回もでてきそうな気がしますね。ベストな回答を要求しがちだけれど、ベタなー事をどれだけ積み重ねることが出来るか、そっちの方が現実的だし重要だと思う。

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