2019年9月4日

広報と理解

台湾原子力学会メンバーなどが福島県いわき市を訪れて、魚の放射線物質汚染検査を視察。結果を見て、輸入規制は不適切とコメントしたという記事。某国と違って、親日度合いが大きいと思われる台湾ですらも、日本産食品の輸入規制を続けているんですね、知らなかった。ただ、こうやって専門家が現地を視察して、客観的に判断してくれるところは、やはり某国との違いが... (以下自粛)。

今回、どう言う経緯でこのグループが福島を訪問して見学するようになったか分からないけれど、政府はそれこそ毎月のように色々な地域の専門家を招聘して、福島の実際を見てもらい客観的な判断をして貰う機会を続けるべきですよね。そうやって、海外の判断が変われば、外圧に弱い日本人にとっても考え直す機会になるだろうし。

勿論、個人単位では福島を再訪している台湾の人達も多いだろうけど、国(あえて-笑)として輸入制限をしているという事は、国として福島の状況を認めていないわけで、それを先ずは解決する努力をもっとしないと。「福島カード」を交渉の切り札にしたい某国などは、最後まで認めないだろうけど、それ以外の国が理解を改めて認めれば、結局は彼らの異常さが際立つわけで、それはそれで有効な反撃方法だと思う。

いずれにしても、事故が起こったことは悲劇だし、その対策はちゃんとするべきだけれど、それによって様々な検査を施している「福島産」の農産物や魚介類は一番安心安全なものであることは確か。さらに、特に魚介類はずっと続いた議業制限で、豊穣さも日本一だろうし、日本で今一番美味しい土地にもなっているんじゃ無いだろうか。「災い転じて福と成す」という諺は、なかなか実現するのは難しいけれど、福島としては今のチャンスを生かして欲しいですよね。その為には、もっと政府が福島に対してコミットして、積極的に外に訴えないと行けない。来週には内閣改造が行われて、復興担当大臣も替わるんだろうけど、新大臣にはそう言うことを積極的に屋って欲しいですね。

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