その中で、ここ数日急に議論になっているのが、これまで支援されていた重度介護サービスの費用が、国会議員になり収入が発生することで支援が打ち切られてしまうので、それを公費で支援して欲しいと言う話。すでにTL上には色々な意見が出ているけれど、個人的には、まずはルールに従うべきだと思うし(国会議員でもあるわけですから)、その上で必要な改正なり支援というものを明確にして、主張していき、回りを説得して既成化させることが、今回彼らが立候補した目的だったんじゃないかと。スタート時にお金が足りないのであれば、所属政党なり支援者なりで支援していくのが本来だと思う。その上で、どれだけお金がかかるのか、どれだけ足りなくなるのか、今回は恵まれた環境である国会議員という立場だから、そのまま参考にすることは出来ないけれど、例えば国会議員の俸給でも厳しいとか言う現実が分かれば、じゃぁ一般企業で仕事をすることの厳しさも分かるだろうし、先ずは現実をこの機会に広めることが大切なんじゃないかと。
今回個人的に一寸不信感を感じたのは、数日前からメディア等に登場して、そう言う理由から初登院しないかも、国会に行かないかも、と言うような発言があったこと。それって言い方は悪いかもしれないけれど、自分の立場を人質にして、自分の要求をルールを曲げて受けされるような感じに受け止められたんですよね。それって、切羽詰まっているから、兎に角急いでいるから、なりふり構わないみたいな行為に受け取られることは、ご本人達にとっても不幸だし、同じような立場で同じように社会貢献の機会を欲している他の人達にとっても不幸だと思う。折角掴んだチャンスだからこそ、丁寧にじっくりと、仲間や同調者や理解者を増やすことを、まずは考えるべきではないだろうか。
今回は取りあえず参議院側が援助することで、先ずはこのお二人も初登院し、心配された混乱は無かったみたいですが、これから6年間の勤めがあるわけで、その中でどの様に制度改革が進むのか、厳しいかもしれないけれど、このお二人の今後の活動に関わっている事だけは事実。そんな中で、舩後氏は代理ロボットなどの利用で、リモートでの登院を希望しているそうですが、言ってみれば「国会議員の在宅勤務」制度が生まれたら、それはそれで、例えば女性議員が出産する場合とか、以前の谷垣氏のように在任中に怪我をして登院できない場合にも、議員活動は可能になるとか、そう言う展開が生まれると良いのですが。ただなぁ、その鍵を握るのか、あの山本太郎氏というのがなぁ... 記事の中で、
「障害者が自らポケットマネーを出して働ける状況をつくるのは明らかに間違いだ。あしき前例になる」と言うけれど、100%何でも希望が叶うという事は何事も無いわけだし、足りないところは自分で工夫するなり持ち出したりすることも必要では。その主張を回りが納得出来る理由を、まずはちゃんと示すところから始めないと、やはり優位的地位を利用した特権要求と言われてしまう気がする。そう言う意味では、微妙にルールを解釈しながら、何とか柔軟に対応しようとしている対応している与党側というか参院側は、大人のような気がする。
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