常磐道でのあおり運転からの傷害容疑、さらには静岡や愛知でのあおり運転等で指名手配されていた容疑者男女が、昨日大阪で逮捕されて、たまたまなのかフジテレビのメディアがその場にいて、その様子一部始終を放送していたんですが、正直何かのギャグにしか見えなかった。特に、任意同行を求められて、それを自分から警察に行くと主張する宮崎容疑者の声質といい口調といい、タレントのたむけんにソックリに聞こえて、申し訳ないけれど何かのお笑い番組を見ている気分になります。声質だけでなく、顔も一寸似ている気がするし(これこれ)。
もう一つ気になったのが、やたらと登場してくる「ガラケー」。この事件がテレビで報道され始めた当初、常磐道のあおり運転の映像で、車が止められて容疑者二人がBMWから降りてくる場面があるんですが、その時に女性が二つ折りのガラケーで撮影しながら向かってくる場面を見て、凄く違和感を感じました。いゃ、今でもガラケーが現役なのは分かるけれど、あれって動画を撮影していたんだろうか。それとも、写真撮影? その後、大阪で任意同行を求められる場面でも、同じものと思われるガラケーを握りしめていたんですが、あれって常に使っている物なんだろうか。
違和感を感じた理由は、二人とも私よりも若い年齢なので、余りガラケーというイメージが無いことと、別のニュース等で、インスタントメッセージのやり取りの画面とか出てきていて、あれってガラケーサーポートってまだやってたのかなと言う疑問。もしかしたら、あれはFOMAのガラケーではなくて、Androidの方なんだろうか。背面に細長いサブディスプレーが付いていて、似たようなデザインだと、今年初めに発売開始されたAQUOSケータイに似ていますね。となると、正確には「ガラケー」では無いのだけれど。まぁ、その人がどう言う携帯電話を使おうと、それは良いのだけれど、報道やニュースでやたらと「ガラケー」と連呼しているように聞こえて、何かあのたむけん口調の言い逃れとともに、何か事件の真剣さが感じられない報道に感じてしまうんですよね。
私も新車を購入した時には、速攻でドラレコ(ドライバレコーダー)をオプションで設置して、しかも前後2画面録画できる物。実は設置するときに、そのドラレコの同梱物で「録画中」みたいなシールが入っていて、それを後ろに貼りますかと聞かれたんですが、流石にそれは恥ずかしいので断りましたが(笑)。逆に、リアのドラレコが無くても、シールだけ貼っている人も多いみたいだし。よく見れば、リアウィンドーの真ん中上あたりにカメラが設置されているのが見えますが、今回のあおり運転の映像を見ていると、ドラレコの映像は後で証拠になるけれど、抑止力にはそんなに効果は無いかなぁと言う気がして、ちょっと憂鬱ですね。それと、今回の被害者の方は車内カメラも付けていて、だから実際に外から暴行される映像も残っているから、あれは強力な証拠になると思いますが、そこまで準備しないと駄目なのかと益々憂鬱になりますね。最も、ああいうトラブルに巻き込まれたら、ドアロックをして窓も開けないのが鉄則ですが、今回の方も相手の話が聞こえないとつい窓を開けたのが失敗でしたね。先ずは自分の身を守るのが第一と再認識。
今回の事件は、その内容も酷かったこともあるけれど、ドラレコが普及してきたから可視化されたと言う事も有るんじゃ無いだろうか。SNSが、社会の情報基盤になりつつあるように、ドラレコがそれに近い存在に車社会でなっている気がします。それなのに、何故あおり運転が減ること無く逆に増えているのかと言う問題は、SNSが一般化して誰でもどこでも見られているのに、自分だけは大丈夫みたいな気持ちでトラブルの映像をアップしてしまうのと、同じ心理なのかもしれない。社会の変化により生まれてきた新しい問題なのかもしれないけれど、それに対応出来ない責任は、人にあるのだろうか、新しい仕組みにあるのだろうか。まぁ、今回間の映像を見る限りでは、もう少し人の心が成長しないと、この社会には適応できない気がするけれど。
0 件のコメント:
コメントを投稿