2019年7月30日

N国党

今回の参議院選挙で話題を集めた政党の一つである「NHKから国民を守る党(N国党)」。参議院選挙で当選した、党首の立花孝志氏が、北方領土の件で維新の会を離党した丸山穂高衆議院議員を取り込み、国会議員が二人となり、さらにあと三人かき集めて、5名以上の政党に拡大して、国会での発言力拡大を狙うという話。まぁ、数が物を言う舞台であるわけだから、こう言う方法は正しい手法と言って良いのでは。まぁ、誰がどことくっつかと言う話もあるけれど、「議員になって終わり」よりも、手段はともかく何か活動して発言力を高めることは悪いことじゃ無い。

ところで、N国党の主張はただ一つ「NHKのスクランブル化=有料化」な訳で、これは個人的に支持したい話。良く公共放送はうんたらと言うんだけれど、問答無用で受信料を取る今の仕組みは、そりゃぁテレビ放送とか始まった時代はNHKが全国津々浦々に設備を拡大して、全国民に等しく放送事業を届ける必要が有ったから、その時はまだ納得出来る。でも、民報だけで無く、BS/CSにインターネットと様々な情報経路が生まれて利用されている時代に、既存の権力を維持するために「放送法」を縦に、いつまで受信料を取ることが正当化されていることは疑問です。大体、年間7000億円も集まってくるわけで、それって言い方は悪いけれど民法のように営業努力無しのお金。しかも、本体は「公共放送」と言いながらも、色々と子会社が存在して、そちらでは一般的なビジネスをやっている。受信料から作成したソフトを元手にして、です。なら、それを受信者に還元しろよと言うのは、何度も行ってきている話。

それに、今のNHKって公共性の報道とか緊急時の放送と言うけれど、それに関係無い番組が多くなっているのも事実。だから、朝の6:00から9:00とか、お昼の11:30から12:30とか、夜は18:00から20:00とか、そう言う時間帯はノンスクランブルでニュースとか色々な公共的な番組を流して、それ以外はスクランブル放送にすれば良いだけの話し。今の地デジにしても、BS/CSにしても、スクランブル・ノンスクランブルは直ぐにできるわけだから(実際Wowwowなんかやっているわけだし)、やらないのはNHKがごねているだけだと思う。あるいは、多数のチャンネルを持つNHKなんだから、総合チャンネルは半分くらいスクランブルにするけれど、教育チャンネルは民放や一般に開放して、放送料をとればいいんじゃない。あのチャンネルで今提供している教育関係の番組は、ネット配信した方が視聴者も嬉しいだろうし、今のライフスタイルにマッチしていると思うし。同様に、BSにしてもチャンネルを開放して、そこからあがる貸出料を受信料に補填すれば、受信料を徴収するよりも逆に還元するくらいの値段なるかもしれない。

よく分からないのは、「NHKは受信料に支えられている公共放送」と言うけれど、じゃぁ民放は公共放送では無いと認めているんでしょうね。となると、民放に対しての放送免許って、もっと厳しくするべきだと思うし、NHKに関しても、もっと資産を民間に戻して、スリム化するべきだと思う。民放どころか、NHKだって最近では変な番組を一杯作って平気で放送しているわけですからね。公共放送というのは、過去の遺物でしかないような気がします。個人的には、民放だってスクランブル化して、見たい物だけ見るペイパービュー方式でも良いと思う。「放送」というメディアシステムが、もう時代遅れになってきていると思う。

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