2019年7月17日

世にも不思議なCBC

参議院議員立候補者の和田正宗氏に対しての暴行事象をツイートとして一旦は謝罪したCBCですが、その言い訳の酷さに批判が集中して、流石に不味いと思ったのか正式なリリースを出して、今度は和田氏の名前を出して謝罪し、今後の対策についても説明しているけれど、いつものように、以下略ちゃんのまとめの最後が肝な訳で、「情報」を商材としてビジネスをしている企業体が、その情報の発信機能の1つが意図せずに乗っ取り受けて、でもその原因が分からないというのは、自動車メーカーが事故を起こしても原因が分からない、食品メーカーが食中毒を発生させてもその原因が分からない、と同じかそれ以上の問題のはずなんですよね。

しかも今回は、その問題の書込が外部からなのか内部からなのか不明だし、しかも今の所会社内の関係者は心当たりがないと言う「ミステリー」状態(笑)。そんなもの、そのアカウントの履歴を見て、当該書込の当事者を特定して、その人の履歴を確認すれば済むだけの話。あと、このCBCのアカウント、過去にも一寸難ありのツイートとかしていたらしいけれど、今見てみると記事へのリンクくらいしか残っていなくて、今回の件があって慌てて整理したんだろうか。となると、社内的にはもう理由なり原因は特定できていて、火消しに走っているのかもしれない。

もっと言えば、これってその特定者が社内の人間であれば、報道機関としての倫理が問われる重要な問題だし、外部の人間だとすると、今度は報道機関としての尊厳が問われる話になるのでは。極端な話、今回の書込のように、記事を差し替えて違う内容を報道することも可能になるかもしれない。一寸前に発生した、本来クリーンなはずの食品に異物や菌が混入しているトラブルと同じですよね。情報にノイズが載っているだけで無く、意図的に異なる意図の情報が注入されたわけだから。だから、本当なら、一度ライン(=編集)を止めて徹底的に内部洗浄(=関係者の確認か場合によっては人員の変更)をして、問題無いことを確認するべき。

まぁ、個人的には、このCBCの公式アカウントを担当している、多分複数の担当者のうち、とある一人が自分のアカウントに書き込むつもりで間違って公式アカウントに書き込んでしまった、と言うのが事実じゃ無いかと思うけれど、間違ってそれを認められないのだろうなぁ。仮にそうならそれで、ちゃんと事実を説明して「メディア人として反省して事実の報道に対しての再検証をします」とか言えば、少なくともトラブル発生は問題だけれど、メディアとしての矜持は最低限守られたと言えるのだけれど、最初から「不明だ、知らない、うちは関係無い」と、知らぬ存ぜぬで押し通して自然消滅を狙っているんだろうけど、今の時代SNSがあるから一気に拡散するし、いつでも確認出来るし、さらに言えばネットの名言「消せば増える」で増殖するし、いずれにしても初動を間違え、今も迷走しているCBC、というかメディア界隈という気がする。

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