2019年7月17日

勝手な誤解

またまた、以下略ちゃんが取り上げている、メディアと野党の共闘(?)の話題。私も、最初この記事を読んだときに「?」となったけれど、確かに決めたのは書かれているように小泉政権と麻生政権。多分推測するに、実際に支給開始されたのが彼ら民主党政権時代だから、「自分達の手柄」と思っているのかも。

同様に、最近は余り取り上げないけれど「年金2000万円問題」だって、元々は年金記録の不備から適切な年金が支給されていないことを「消えた年金問題」と吹聴し、そこから自分達が解決すると政権を取ったのに、結局は何も出来ずに終わり、その時の責任者が今年金の話をしているのだから笑えてしまう。そうやって、自分達の都合の良いことは勝手に誤解し、都合の悪いことは忘れるから、未だに指示が得られないというか限定されているんだろうな。

一昔、二昔前なら、こう言う以前の発言なり履歴を調べようと思ったら、膨大な量の印刷物を集めて読み込むしか無かったけれど、今ではオンラインで情報は収集出来るし、検索機能もあるからキーワードを入れれば簡単に目的の資料に到達することも可能。つまり、以前なら疑問を感じても疑問は疑問としてそのまま消えていくだけだったのが、今では一寸したことでもその場で確認することが出来、疑問を解決することも出来るし、さらに新たな疑問を生むこともある。だから、正しいことを言っていれば問題無いけれど、間違ったことを言っていたら直ぐに指摘されるけれど、それを良しとしない人がまだまだ多いのが問題なのでは。

仕事でも、過去に発生した問題を記録して再発防止する事は良くある手続きだけれど、どうしても人や組織が変わると忘れられてしまい、何年かするとまた同じ問題が繰り替える。で、そう言う場合には過去の履歴が調べられて「なんで当時決めたことを守らない」みたいな話になり、昔の経験則をさらに上回るような「確認事項」が増えていき、結果どんどんやるべき事やらなきゃいけないことが雪だるま式に増えていく。で、最後はそう言う余計なことをやるだけで終わってしまい、肝心な製品の作り込みとか創造みたいなところが不足して競争力をうしなっていく、と(苦笑)。政治だって、その時その時で判断していくしか無いし、それによって将来良い結果も悪い結果も生むもの。一番重要なのは、過去の失敗から反省してどれだけ将来の利益になる事を考えるか、行動するか、何だけれど、反省すらせずに好き勝手なことしか言わないからどうしようも無い。

で、政治も問題なんだけれど、それをちゃんと指摘しないメディアが、今は一番の罪人なんじゃないだろうか。今回の記事にしても、そのまま鵜呑みで掲載するからおかしいわけで、本来なら背景を調べて、そこで援護射撃したいなら「実施は民主党政権から」とか書けば、それは嘘では無い。と言うか、本来なら「という発言をしたが、決定したのは小泉、麻生政権下で、実際に配給開始が始まったのは民主党政権になってからだ」と書けば、事実なんだろうけど。意図的なのかたまたまなのか、読者を誤解させたままにしているメディアは、メディアではなくアドバ(Advertisement=広告)と名乗る方が適切なのでは。

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