2019年7月7日

情報漏洩

7payの事件、新聞報道などを見ていると、どうも事前に7payの情報を知っていて、スタートに合わせて日本に入国して一気に荒稼ぎしたように感じるんですが、それって7payの情報が事前に漏洩していたってこと? 同時期にスタートしたFamipayでは同様の事件が発生していないわけで、スタートして使ってみて脆弱性に気が付いて犯行に及んだ、と言う風には感じられない。やはり、何かの切っ掛けで脆弱性に気が付いて、そこで犯行を計画したように感じられるのは、犯罪小説とかの読み過ぎだろうか(笑)。

事件後の関係者の記者会見で、社長が二段階承認を知らなかったとか、いろいろ「なんで?」という事柄も出てくるけれど、まぁ社長としてそこまで知っていなくてもという気はするけれど、事前にレクチャーする人すら居なかったのだろうか。なんかそう言う様子を見ていると、今回の7payのシステム、外部に丸投げして作ったんじゃ無いかと感じられるくらいお粗末な雰囲気がするなぁ。

電子マネー自体も色々規格やサービスが乱立していて、パイの奪い合い状態になっているけれど、QRコード決済はそれに輪を掛けて激しい感じ。やはりそれって、企業側にしても店舗側にしても、導入コストが安いという事に尽きるんでしょうね。で、少しでも早くマスを押さえたいから、ポイント還元とか無料でお握りとか、本末転倒な話が先攻している気がする。いゃ、そんなことやっている余裕があるなら、少しでもシステムの信頼性向上を、と小一時間。

中国ではQRコード決済が常識化しているけれど、あれだってAlipayとWeChat Payという、生活に根付いたEC/チャットサービスの延長だから急拡大したわけで、そう言う意味では、日本ではLINE PayとかメルPay位が対応するんだろうけど、規模的には全然足らない。そんな時に、戦国状態というか乱立しているようでは、何かそのまま共倒れになりそう。FeliCa系も含めて、ブランド名は残しつつもプラットフォームは共通化して、例えば「〇〇マークがあれば、QRコード決済これとこれとこれとこれが共通して利用可能」みたいな仕組みにならないと、一過性のブームで終わりそうな気がする。交通系のSuicaが、他の交通系カードをまとめたような感じで。まぁ、今回の場合は、其れ以前も以前の問題なわけで、7/11としては痛いミスを付けてしまったなぁ...

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