2019年7月8日

謹慎処分

芸能人・タレントの闇営業問題で、ザブングルがしばらくの謹慎処分の期間を設けて8月末に復帰する予定というニュース。それはその事務所なりの判断だから良いと思うけれど、その謹慎期間中に「社会福祉などの奉仕活動をして反省と謝罪をする」みたいな書き方にちょっと引っかかります。いゃ、社会貢献は良いことだし、奉仕活動も大切なことだと思うけれど、何かそう言うことをやることが「罰ゲーム」みたいな扱い・言い方になっているのが凄く気になる。今、そう言う活動を一生懸命にやっている人達は、何か反省するためにやっているのか? そう言う活動をすることで、何か禊ぎになるのか? 何か、本末転倒とは違う、大きな見当違いをしている気がする。

勿論、何かトラブルを生んだりペナルティーを犯して、その埋め合わせとして困っている人を助けるのは良いことだけれど、判で押したようにそう言うことを「禊ぎ」として利用するのは正しいことなんだろうか。それに、それまでにそう言う経験があるならまだしも、何も知らない素人が一週間とか二週間で十分なスキルを獲得出来るとは思えないし、そう言う腰掛けで来られても、受け入れる方も大変じゃ無いだろうか。ある意味、大学生の企業インターンなどを経験しているとよく分かるけれど、学生側は自分のやりたいこと、興味の有ることを経験してみたいだろうけど、企業側は人手の足りないところの助っ人とか、逆に忙しいに相手をしなくちゃならないオーバーヘッドにもなる場合も有るわけで、なかなか上手くマッチング出来ないのが現実じゃ無いだろうか。今回も、そう言うミスマッチの事例の気がする。

例えば、彼らはお笑い芸人、タレントさん何だから、その本来の仕事で禊ぎをさせるべきでは。例えば、毎日朝の9:00から20:00まで舞台公演を続けさせるとか、自分達の舞台での入場料から半分を寄付するとか、その寄付額も例えば目標に届かなかったらバイトして稼がせるとか、そういうのが本当の意味での禊ぎになるんじゃ無いだろうか。そうやって、芸人としての腕や技術も磨かれるし、本来よりも厳しいスケジュールをこなすことが、ある意味ペナルティーにもなるだろうし、それこそ、例えば入場者が1000人以上の舞台を一週間続けられたら禊ぎ終了にするとか、そうやって自分も必死にネタを考えて回りも支えて、それこそもうそれ以外のことを考える余裕も無くさせるのが一番の更生方法じゃ無いだろうか。

今回の問題点は2つあって、1つは知ってか知らずかは別にして反社会的勢力と接点があったと言う事と、もう一つは所属事務所を通さずに直接営業をして金品の授受を受けたことで、これは契約とか税制上の問題がある。後者に関しては契約の問題だから、それは当事者同士で話をすれば良いだけの話しで、問題は前者。知っていた、知らなかった、それは本人しか分からない話だけれど、こちらはやはり何らかの説明と反省を示すしか無いんじゃ無いかと。その現れとして、芸人なんだから、タレントなんだから、自分の本来の仕事舞台で、誰もが納得出来る結果を出せ、と要求するのか、一番正統的で一番厳しい「罰」になる気がするなぁ。

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