2019年7月6日

選挙

参議院選挙が公示されて、21日の投票日に向けて各候補の熾烈な選挙戦が続くわけですが、今回はなかなか悩ましい。一番の理由は、消費税増税。経済的な事を考えれば、かつ最近の景気動向で税収がバブル期を超えてきていることも含めて考えると、この時期に必ず景気が下落する増税をする必要性があるのかという事。増税するよりも、もっと経済活動が回るように公的支出を増やして行く方が、リターンも大きいと思うのに、何故か景気にブレーキを掛けることを目指している、与党の自公。

それに対して、野党は増税反対を言うのは良いのだけれど、それなら何で国会中にそう言う話をして、与党の増税策が無意味で駄目なのか主張すれば良いのに、解散が恐いからなのか何も言わずに国会も終了して、解散が無くなってから言い出す卑怯さ。まぁ、元々はその野党の多くが決めたことだから、安易に引き下げることが出来ないのかもしれないけれど、それにしても国民のことよりも自党の方が大切という身勝手さはいかにも「あの野党」達。

本来なら、自公には入れないで、反対する野党に投票するのだけれど、その野党側も信用できないし、結局は以前の行動を振り返ると、「やらない」と言いつつも自分達が政権につけば、その前の政権と同じく「必要」と180度ひっくり返すことは、前回経験済み。それに今回は「統一候補」とかいって、本来の所属政党は隠して「野党連合」みたいな候補を立てているけれど、仮にその人が当選したら、その元の政党に戻るんだろうから、結局は選挙対策のご都合主義。そんなことをやっているようじゃ、さらに信用できないわけだし。

結局は、今回の選挙もさらに投票率が下がり、その結果組織票がある与党と一部野党が有利になって、結果的に前回と変わらないような結果になるんだろうか。今朝の地元紙・静岡新聞に、「自公、改選過半数の勢い、野党伸び悩み」と見出しが出ていてビックリ。前々回の選挙では、民主党政権から自公政権に戻って、一気に経済が回復した余勢を駆って、自公が124議席のうち77議席を獲得して大躍進したんですが、今回もそれに近い数まで行きそうというのが新聞の今の予想。うーん、70議席に届くかなぁ。所謂無党派層のうち、これまで野党に流れていた票が、どれだけ自公に流れるかが勝負だろうけど、うーん、結局割合的には以前と同じ半々くらいだろうか。3年前の選挙では、流石に6年前の自公大勝の反動で獲得議席は減ったけれど、今回はそれよりは増えるのか、あるいは6年前を再現するのか、まだまだ選挙戦は序盤。

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