PCWatch、山田祥平氏のコラムから、東京2020も睨んだテレワーク時代到来に関して。日本でもトップクラスの「テレワーカー」を自認する(爆!)自分としては、正直テレワークが何でも解決出来るわけでは無いと思う半面、使い方次第で「働き方の変革」は大いに可能だと思う。
「作業効率」「作業環境」だけ見れば、職場の方が整備されているのは当然で、職場で無ければ出来ない作業や仕事も多い。その中で、じゃぁ職場から離れても可能な作業は何か、職場に本来いるべき9-5以外の時間帯でも可能な作業は何か、そう言う視点で自分の仕事を見直してみて、それらが例えば一日の半分以上あるようなら、テレワークをしてみるのもいいんじゃ無いかと思いますね。例えば、企画系の作業とか、PM系の作業などは、多少手続きとかやり方を工夫してみれば、結構テレワークに向く内容だと思うし、ソフト開発(デザイン、コーディング)にしても、かなり有効なんじゃないかと思います。ただ、前者の企画系の仕事だと自宅のパソコンの性能はそんなに要求されないけれど、後者のソフト開発だとそれなりの性能は必要だし、場合によってはテストマシンだって必要になるので、セキュリティとかも検討しないといけなくなる。その当たりの按配をどうするかは、自分一人では決められないし実現出来ないので、やはりチームや組織の理解と協力が無いとなかなか難しいことも事実。
テレワークを始めて最初に感じたのは、会社から離れてテレワークしているのに、作業時間は会社に合わせないといけないこと。私の場合は、アメリカとの電話会議とか、そういう事情もあったので最初から仕事の時間帯が分散していたりしましたが、一方で会社では殆どの同僚が9-5で仕事をしているので、そちらの対応もしないといけない。向こうは向こうの時間帯で問合せしてきても、こちらは色々な事情からテレワークをしていて、それは物理的に作業場所が違うだけで無く、作業時間帯も異なると言う部分がなかなか理解して貰えない大変さはありましたね。例えば女性のエンジニアがテレワークする場合、家事の時間帯とか育児の時間帯で昼間は作業出来ない時間帯もあるだろうし、私のように昼間よりも早朝とか深夜の方に作業が集中する場合は、昼間は家族の面倒とか色々な作業をしたいわけで、そういう時間の摺り合わせが一番大変かもしれない。
就業時間を固定しない「フレックス勤務」が始まったときに、コアタイムと呼ばれる、必ず会社にいないと行けない時間帯があり、最初の頃は9-5の固定勤務時間のうち10-4とか、殆どコアタイムが全体を占めているような状態があり、フレックスの自由度が乏しかったけれど、そのうちに段々とコアタイムも短縮されて、最近ではテレワークなどもあるからコアタイム無しの場合も有るでしょうね。コアタイムの目的が、チームでの情報共有時間でしたが、最近では社内SNSとかクラウドデータでそれが代替できるわけですし、まぁ週に一度くらいは情報共有と認識統一のために電話会議くらいは必要なんだろうけど。誰も彼もがテレワークをしたいわけでは無いだろうし、テレワークをしたから良いことばかりでも無いけれど、可能であれば自分の仕事の見方を変えてみるのも面白いだろうし、多少大変になっても新しい事をやってみることは、決して無駄にはならないと思う。また、テレワークという切り口で、自分の仕事の新しい分野開発してみるとか、色々可能性発掘の機会にもなるんじゃ無いだろうか。ただ、日頃会社で仕事をしているときに比べて、より結果が求められるし、結果でしか評価されなくなるので、その点厳しい面も多いと思うけれど。ただ、やる気があれば、凄く便利というか可能性のある働き方だと思う。ですから、個人的にはもっと広がって欲しいのですが。
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