新国立競技場が報道陣に公開されて、9割方完成して後は陸上のトラック整備などと言うニュース。ラグビーのW杯には間に合わなかったけれど、来年の東京2020には間に合い、正直よかったなぁという気持ちと、デモこれだけこじれた原因は何なんだというやや憤慨する気持ちも。
で、残る陸上用トラックなんですが、東京2020終了後はこれを撤去して球技戦用のスタジアムにするという話だったのが、どうもトラックは残して利用することになりそうという記事。元陸上部員として納得いかないのは、音楽イベントなどで使用する際に芝生では強度が足りないので、陸上トラックを残すという話なんだけれど、何だよその理由は。それに、陸上トラックを残すという事は、国際的な陸上競技大会なども開催することになるだろうけど、その場合の懸案だった補助トラックはどうするんだろうか。東京2020の間は、確か近くに臨時の補助トラックを準備するはずなんだけれど、それをそのまま残すとかしないと、開催可能な陸上競技イベントも限定されると思うけれど。
新スタジアム建設まで時間が無くて、十分に検討する時間も無かったのかもしれないけれど、何か中途半端な状態だなぁ。サッカーとかラグビーから見れば、確かに周りをぐるっと取り囲む陸上のトラックは邪魔だろうし、一方で陸上競技場を別に作ったとしても、フィールドは投擲競技などで必要だから残るし、そこは球技でも共有できるわけだから、出来るだけ最適化するべきだと思うんだけれど。新国立競技場だけでなく、東京2020以降は秩父宮ラグビー場、神宮球場とシフトしながらの建て替え工事が始まるわけで、その一環として何とかなら無いものだろうか。中学、高校時代、短距離走者として、当時の国立競技場で走るのが夢だった一選手としては、これから何十年もシンボルとして利用出来活用できる「競技場」をちゃんと残して欲しいと思うけれど。
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