参議院選挙の投票が終わり、自公与党で改選議席の家過半数を超える71議席を獲得。まずは与党としての信任は得たものの、憲法改正発議に必要な2/3(164議席)には、維新の16議席を追加しても7議席ほど足らず、無所属などからある程度取り込むとしても、かなり厳しい印象。まぁ、今回の選挙に関しては、結果的に与党は前回3年前の選挙と同じくらいの議席を獲得したわけだから、そう言う意味では「成功した」と言って良いんでしょうね。しかも、向かい風になる10%の消費税とか、いろいろマイナス要因がある中でこの結果ですから。
意外だったのは、立憲民主党が改選前の議席のほぼ倍増を獲得した事だけれど、やはり3年前の選挙で15議席獲得していて、今回は17議席だから、そう言う意味でも今回の選挙でほぼ定常状態になったと言う事なんだろうなぁ。6年前の選挙は、民主党政権から安倍政権に移行して1年ほどの状態で、まだ政権交代の余熱が残っていた時だから、あの時位の議席確保となると、消費税廃止、財政投融資増加、〇〇無償化と、もっと政策を並べても厳しいかも。
ちょっと意外だったのは、愛媛県の結果で、無所属の野党系議員が与党系議員を8万票余りの差で破って当選しているけれど、地元の人達はあの加計学園で散々迷惑をかけた野党に対しての憤りというか不満は無いのだろうか。この当選した野党系議員さんは、統一候補という事では無く、本来の意味での「無所属」らしいから、地元では余り野党的色が付いていないのかもしれないけれど、それならそれであの騒動の時にはどうしていたのか、一寸聞いてみたい。
で、山本太郎氏のれいわ新撰組は、比例で2議席を確保。しかも、その二人は難病で自力で移動も出来ない状態。で、肝心の山本氏は名簿3位で今回は落選。政党ではない「政治団体」なので、今後国会でどう言う行動活動するのか不明だけれど、何か釈然としない。以前、車いすの八代英太氏が初当選したとき、国会内の設備が色々改善されたので、今回もそう言う方向に進むのは良いことだと思うけれど、幾らそう言う支援が出来たとしても、ご本人達の体力とか気力という点で大丈夫か不安が残りますよね。何人も被選挙の権利はあるけれど、やはり何らかの条件を設けないと行けない場合もあるわけで、そう言う点で個人的には疑問が残る今回の山本氏の「戦略」なのか「戦術」なのか... 自分は落選したけれど、団体の代表として皆が納得出来る行動を彼がちゃんと実行するのか、それはしっかり見ていかないといけないだろうなあ。
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