2019年7月1日

電撃会談

大阪でのG20閉幕後、直ぐに韓国に飛んだトランプ大統領。そして、twitterからの呼びかけから一日で、まさかの金書記長との電撃的会談が板門店で実現。現役大統領として、初めて軍事境界線を越えて、名目的ではあるけれど「初めて北朝鮮に入ったアメリカ大統領」になったのは、やはり歴史的出来事だろうなぁ。

で、最初一寸疑問だったのが、「そんな前日に呼びかけて、準備もあるだろうし、距離的にも移動可能なのか?」ということ。金書記長は飛行機は使わないだろうから、基本車移動だろうし、そんなに近い距離なのかと言う事。で、調べてみたら150~160km位みたいですね、平壌と板門店の間の距離は。しかも、高速道路も整備されているみたいだから、2時間もあれば移動可能なんだろうなぁ。で、地図を見ていたら、韓国の首都ソウルと板門店って50km位しか離れていないんですよね。これ、首都としてかなり脆弱なんじゃ無いだろうか。仁川国際空港も近いし、韓国ってよくこんな地勢で北朝鮮と対峙しているなぁと、変に感心してしまいました。

まぁ、歴史上初の「twitter首脳会談」が生まれたわけだけれど、個人的には裏でかなり色々な動きがあり、その結果として昨日の会談が実現したんじゃ無いかと思うんですよね。暫く前には、トランプ大統領が金書記長から「素晴らしい手紙を貰った」みたいな事を言っていたし、一生かな程前には、中国の習近平主席が北朝鮮を訪問している訳で、いろいろと下地は出来ていたような気がしますね。その上で、最終的に前日トランプ氏がGoを出した、と。

割を食ったのは、韓国の文大統領でしょうね。まぁ、韓国や彼も裏では手伝いなり何なりをしたんだろうけど、結局会談の切っ掛けは「トランプ大統領のtwitter」と表向きには認識されているし、板門店での歴史的会談に同席はしたんだろうけど、殆ど彼が表に出ている記事や写真は見られない。韓国としては、文大統領を真ん中にして、左右に金書記長とトランプ大統領が座る絵を撮りたかったんだろうけど、そんなことは全くなかったような様子。益々存在感が薄れていく気がするなぁ... いずれにしても、北朝鮮の非核化は日本にも影響する話だし、これで拉致問題も含めて懸案が解決すれば日本にとっても良い事な訳で、先ずはトランプ大統領の手腕に期待したいところですね。

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