こうしたサービスはスコアリングと呼ばれ、中国などで普及しています。クレジットカード等で利用者の利用履歴と利用調査をしているのは事実だろうけど、日々の活動履歴までその範囲に含めるというのは、よく言えばより丁寧にその人の信用度を蓄積できるけれど、悪く言えばその人の全てをプロファイルすることになるわけで、まぁ中国なら出来るだろうけど、日本では幾ら個人それぞれの同意を得るとは言ってもなかなか大変じゃ無いだろうか。それに「中国で普及している」というのはものは言い様で、中国ではスコアリングしていないと、電車の切符すら購入出来ないしパスポートだって発行されない。移動の自由すら制限されていることはNHKは認めているんだろうか。
まあ、この記事ではプラスの要因を見つけて、プラスの特典を付けるからまだ良いのだけれど、中国のようにマイナスの要因を見つけてマイナスの制限を増やしていくようになる可能性だってあるわけだし。あと、中国の場合は、政府というか中国共産党がそれらを仕切る怖さもあるわけですし。単純に「中国などで普及しています」の一言で済まされる話では無いと思うのだけれど。NHKだって国際放送を何度か中断されていて、中国での不自由さはよく分かっているはずなのに。NHK自体が「スコアリング」されて、信用度が低い、反体制的な内容を放送すると認識されて、放送の多くが中断されるようになっても、こう言う事を言えるのか疑問。
閑話休題。こういうのは、FFP/FSP等と同様で、その企業なりサービスに対してのロイヤリティ(忠誠心)を記録して評価するもの。それによって特典を与えることで、顧客の囲い込みをしつつ、優良顧客を保持する事も目的にしている。それが企業なら、ユーザー側も自分にとってプラスなら利用すればいいし、マイナスになれば別の企業に乗り換えれば良いけれど、国が同様のシステムを使い出したら、国民として簡単に海外脱出なんて出来ない訳だし、結局は現実が厳しくなるだけ。本当はそう言うことも伝えなきゃなぁ。
例えば、IDを仮想化して、さらにLINE以外のサービスなり要素も取り入れて総合的にスコアリングするような仕組みが出来れば、個人を特定されずしかしそのユーザーに対して公平なスコアリングが与えられるんじゃ無いだろうか。それは、LINEに取っても自社のスコアリングの評価品質をアップさせることにもなると思うし、より客観性が高まると思うんですよね。と言うか、本当はそう言うことをやらないといけないんじゃないかと。レストランなんかの評価サイトが、まさにそんな感じですよね。一つのサイトで高得点でも、別のサイトでは凹凹だったりするのと同じ。まぁ、どこまでで切るのか、やるのか。LINEの次は、楽天当たりがやりそうだなぁ。
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