2019年6月22日

内閣不信任決議案

野党が方針転換」と見出しに書かれているけれど、正確には「立憲民主党が方針転換」というのが正しいのでは。だって、立民以外はやる気満々だったわけだから。それに押し切られたのか何なのか分からないけれど、余りに遅すぎて「今更なに」という気持ちの方か強いなぁ。

個人的にそうなったら面白いと思うのは、この不信任決議案を受けて安倍総理が「分かった、ならば国民に信を問おう」と衆参同日選挙になったら、ということ。野党というか立民は衆参同日選挙が無いと読んだから提出に転換したんだろうし、それならそれで相手の裏をかくのが政治の世界だと思うし。で、その同日選挙の争点として、いきなり安倍さんが「消費税増税を無期限停止・凍結したい」と公約したら、もうワンサイド以上の勝利になるんだけれど、そうはならないだろうなぁ。同日選挙は「頭の片隅に今もない」と言っていたけれど、「片隅には無かったけれど、常に真ん中に置いていた」と言えば良いわけになるし(マテ)。

来週早々には、今回の国会も終了するんだけれど、考えてみたら4月から始まっていた通常国会、野党が何かやったという記憶がほとんど無い。記憶に残っているのは、例によって難癖付けて国会をサボるか、「なんとかヒアリング」を開催するか、「〇〇は言語道断」と威勢は良いけれど中身のない発言くらい。で、立民は選挙に向けてこんな事を発表したらしいけれど、何か耳障りの良い言葉は並ぶけれど、以前の民主党時代の「高速無料化」とか「ガソリン税廃止」みたいな印象しか受けない。

これは与党にも言えることなんだろうけど、有権者の票が欲しいから耳障りの良い事を言うのは仕方ないとしても、昔のように有権者の情報源は新聞とかテレビだけでは無くなってきているし、情報リテラシーだって上がってきている。そんな中で、夢を持たせてくれるなら良いけれど、それだ実現可能なのか単なる絵空事なのか、その判断は昔よりも厳しく的確に下されつつあると思う。その一例が、野党の支持率が上がらないことで、特定の支持層はあるけれど、所謂「無党派層」がなびかないのは、過去の苦い経験もあるし、そこからの成長なり改善が見られないから、新しい支持が集まってこないのだと思う。それは与党にとっても同じで、今は経済だったり就職率だったり、身近に好感を持てる事実があるからそれなりに支持されているけれど、それは脆い支持であって確固たる物は実は野党とそれほど変わらないのかも。そういう意味で、今回の選挙ではやはり消費税増税を止めるか凍結して、さらなる経済成長を促進することが一番の公約だと思うのだけれど。G20で、外から行ってくれないかな「日本よ、一人負けしたいのか」と。

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