なかなか面白い技術だなと感じた「ライフスタイル認証」というもの。スマホの位置情報や、利用履歴を蓄積して、その人の「ライフスタイル」を鍵として、無人店舗での決済などに利用するという物。
ID/PWとか、指紋や虹彩などの事前の鍵登録などなしで個人認証が完結するのは便利だと思うんですが、その認証に必要なデータを集めるのに数週間かかるというのはどうだろうか。あと、例えば急に何か必要なものが出来て、通常とは異なる行動パターンをした場合の対応とかも気になるところ。例えば、地元とか会社の周りでは利用出来るかもしれないけれど、旅先とか出張先では利用出来ない、何てことがありそう。
この辺、ライフスタイル認証自体を決済手段にするのでは無く、ライフスタイルモニターみたいな形にして、その行動パターンが「正しい、本人と思われる」場合には、スマホの決済手段(EdyとかSuicaとかQRコードとか)が利用可能になるようにすれば、盗まれても問題無いし、本人に対しても突発的な利用を防げるのでは。この場合、使用禁止にするのではなく、「使用可能にしても良いですか」とワーニングを出すレベルから、本当に使用禁止にするレベルまで段階を設定出来るようにすれば良いんじゃ無いだろうか。あと、この収集したデータはクラウドに保管するようにしないと、スマホを買い換えたら毎回数週間ライフスタイルの学習をさせないといけなくなるわけで、それは何とかしないと。まだまだ技術的にも運用的にも課題はありそうだけれど、裾野は広そうなアイデア。
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