2019年6月10日

香港デモ

香港で続いている、容疑者移送条例改正に対しての反対デモ。当初30万人の参加が目標だったものが、すでに100万人を超えているらしい。イギリスから返還されて「一国二制度」という名の下に、香港は香港として存在を続けて行くつもりが、どんどん中国の影響力が浸透していく香港。当初は激しい反対運動みたいなものも見られたけれど、暫くしてその抵抗というか反対運動も何となく下火になっていたけれど、ここに来て再び「香港人」としてのプライドに火がついたのだろうか。

私自身、香港に入ったことも無いけれど、20年位前に中国や台湾の相手と仕事をしていると、中国の相手というのは大体香港から来た人か、香港で仕事をしていた経験のある人が多くて、結構答辞の言い方をすると「西側ナイズされた人」風が多かったんですよね。しかも香港で生活しているから、英語は日本人よりもよっぽど上手いし(笑)。当時は、台湾の企業から中国の北京とか上海に入って、そこで仕事をしている人も多くて、彼ら台湾系とも待ちたがった雰囲気を持っていることにも一寸ビックリ。何て言うか、台湾系の人は日本人風の柔らかい感じがするんだけれど、香港系の人は少し杓子定規というか、何となく中国人的な堅いイメージが残っている感じ。で、ごく稀に生粋の香港人の相手もいるんですが、彼らはまんま欧州人というか、イギリス人当たりと話をしている雰囲気が満々でしたね。

香港も、既に行政府には中国系の人が多く入っていて、なかなか以前のような「自由香港」という雰囲気では無いのだろうけど、調べてみたら香港の人口は約740万人くらいなので、そこで100万人規模のデモが発生するというのは凄いことだと思う。米中の貿易戦争もあり、世界的に影響力を拡大したい中国としても、やはりお膝元の香港でこう言う事が発生するという事は今の政治体制の影響力が必ずしも盤石では無いし、場合によっては変化していく勢いを段々と止められなくなってきているのかもしれない。それはそれで、中国の国民にとっては良いことかもしれないけれど、場合によっては中国がくしゃみをすれば世界が風邪を引くこともあるわけで、波及していく影響は想像出来ない。日本なんか、本当に中国がくしゃみをすれば、そのまま寝込むくらいの影響があるだろうし。

一方で、余りに肥大化していく中国の影響力をこれ以上大きくなっていくことを良しと思う国も多くないだろうし、彼らの政治体制国体運用まで口を挟むことはしないまでも、もう少し外への影響力は考えて欲しいと思っている人達は多いだろうし。まあ、過去日本が余りに遠慮していたというなぁなぁの付き合いをしてきたことが、今の中国を作る切っ掛けになったという批判もあるみたいだけれど、そういう意味では子供可愛さで何でも言うことを聞いて育てた子供が、大きくなったら手の付けられない大人になったというのと似ているかもしれない。個人的には、今回の影響で世界の経済が不安定になる、という理由を作って消費税増税をなんとか中止して欲しいのだけれど、それは無理かなぁ...

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