2019年6月24日

政治不信

産経新聞の記事から、与党支持率が落ちてもそれに反発して上がらない野党支持率の。この記事を読んで改めて思うのが、世の中は安倍政権不信でも、与党不信でもなくて、与党野党含めた「政治不信」なんだな、ということ。与党に対しての支持率が下がれば、当然そのはけ口は野党に行かなきゃおかしいわけで、それが無くて逆に支持率が下がるというのは、結局は野党も信用されていないと言う事の証明では。

笑ってしまうのは、衆議院解散がなくなったから、内閣不信任案を提出しようという話で、本当に「何だよ、それ」という印象。また、参議院選挙の争点に消費税アップ阻止を謳うという事だけれど、この国会が終わったら通常国会は来年まで無いわけで、それじゃぁ10月の消費税アップに間に合わない。参議院選挙後に臨時国会が召集されるけれど、流石にその時点で消費税アップを止めるには余りに時間が少ないだろうし、仮に衆参同日選挙に成った場合でも、かなり無理がある。と言うか、衆議院解散が無いと踏んだからの内閣不信任案提出なんだろうから、華からそこまでして消費税アップ阻止なんて考えてないだろうなぁ。

最近テレビのCMで、8%/10%対応したレジスターへの更新を促すものが出ていて一寸ビックリ。確かに、10月から軽減税率が導入されると、消費税の計算わややこしくなるし必要な対応は早めに手を打たないといけないけれど、何か個人的には国民に消費税アップを自然と納得させる「洗脳」のような気もする(マテ)。後残された路は、今週の大阪G20で世界各国から景気低迷に対しての日本の影響を気がする意見が出て、それを理由に消費税アップ凍結か延期を言う事くらいだけれど、トランプさん、何か言ってくれないかなぁ... そうしたら、与党の支持率爆上がり間違いないのだけれど。

このまま何の騒動も無く国会閉会となれば、多分10月の消費税10%へのアップは各自になるわけで、となるとその後の景気冷え込みが心配。唯一の救いは、来年の東京2020と、その後の大阪万博という大きなイベントが、どれだけ契機を持ち上げてくれるかだけれど、今の所明るい材料は無いに等しい。なんと言っても、これまでは有ったような消費税アップ前の駆け込み需要がまだ出てきていないことが心配ですよね。益々政治不信が進まないことを祈るばかり。

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