2019年6月20日

やるべき事、やっちゃいけない事

小田急線で発生した、乗用車との衝突事故。今朝から、ロマンスカー以外は正常運行しているようで、先ずは一安心ですが、自分も10年位は小田急線を利用して出勤していたので(事故のあった場所とは違いますが)、何となく他人事と思えない。

今回の事故は、厚木と海老名の間の踏切で発生したらしいけれど、確かにあの辺りにはぽつんと踏切があったよなぁと今では朧気な柄に記憶しています。で、ニュースを幾つか聞いて違和感を感じたのが、今回の事故で乗用車が踏切内で立ち往生して、前の遮断機を戻そうとしているうちに列車が通過して事故が発生したから、まずは警報器を押しなさいと説明している点。先ずは、警報が鳴り出したら踏切に進入しない、無理に通過しない、と言う事を徹底させるべきでは。警報器を押すこと以前に、やっちゃいけない踏切への進入を先ず注意するべきだと思うし、その上で非常ボタンを先ずは使用して電車に注意を促すことが先という説明なら分かるんですが。

一方で思うのは、小田急側も今の時代なんだから、踏切とか危険な場所に対しては、監視用モニターを設置するとか、攻めて踏切内にセンサーを設置して、仮に遮断機が下りているのに線路内に何か異物が残っているようなら、緊急停車させるような安全システムを考えてもいいんじゃ無いだろうか。勿論、それなりにコストがかかることはあると思うけれど、今の時代カメラはスマホの内蔵カメラでも良いし、電源は太陽電池に充電可能なバッテリー。データのやり取りはLTEを使えば、結構簡単にシステム構築出来ると思うのだけれど。また、トラブル判定に関しても、それこそAIで画像認識させてもいいわけだし、もっと単純に線路内に何かパターンを書いておいて、それが遮断機が下りても隠れているようなら注意喚起するような簡単な仕組みでも良いと思うし。決して小田急側に責任があるわけじゃ無いけれど、車の安全装置みたいに、さらに転ばぬ先の杖的な対策はしてもいいんじゃ無いだろうか。小田急だけで無く、全国の私鉄やJR等も巻き込んで、共同で開発・調達・設置したら、コストも下がるだろうし。

今回の事故の損害賠償が発生するとしたら、1億円以上とテレビで解説していたけれど、そんなもので収まるかなぁ。と言うか、運転していたドライバーは、まだ若い女性ドライバーだったようで、とてもそんな賠償なんて出来ないだろうし。自ら招いた事故ではあるけれど、代償は大きすぎますよね。

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