2019年6月9日

9秒97

陸上全米大学選手権に出場している、フロリダ大のサニブラウン選手が、準決勝で出した9秒99(追い風参考)に続いて、決勝レースでは日本新記録となる9秒97(追い風0.8m)を記録。一日で記録を塗り替えて、日本人二人目の100m 9秒台スプリンター誕生。いゃぁ、素晴らしい。200m決勝にも進出していたサニブラウン選手は、こちらでも20秒08(追い風0.8)と好記録。日本記録となる、末続慎吾選手の20秒03には及ばなかったけれど、200mも19秒台は完全に秒読み状態ですね。

出、凄いのは、全日の準決勝時も同様でしたが、100m、200m、4×100mリレーの3種目を2時間弱のインターバルで掛け持ちしていること。レース数が多い予選とか準決勝までは2時間位空いているけれど、この日の決勝では、まず4×100mリレー(4継)で、今季世界最高の37秒97で走り、その1時間後に100m走で3位。そしてそのまた一時間後に200mで3位という活躍。

選手によって、有る程度種目が続いてアップ代わりになる方が良いという人も居るし、やはり疲れるから決勝はインターバルを置きたいという人も居るし、それは人それぞれですが、サニブラウン選手はどうだろうか。自分はどちらかというと体力のない方だったけれど、それでも100mと4継が同じ日に重なる競技会は何度もあったけれど、100mを走る分にはそんなに影響なかった。それとは事なり、例えば200mと4継となると、もうバテバテでしたね。まぁ、4継メンバーには400mの選手とかも入っていたから、100mが重なるくらいで文句は言えないけれど。

これで来年のオリンピックがぐっと楽しみになってきたけれど、世界は9秒97のさらに先を行っているわけで、今回の記録もまだまだ通過点。9秒8台を出さないと決勝進出は厳しいだろうし、さらに9秒7台が安定して出るくらいで無いと、入賞も厳しいだろうなぁ。まぁ、夏場から秋にかけては陸上の季節だから、サニブラウン選手にはこれからも頑張って欲しいけれど、こういう時に恐いのがちょっとした切っ掛けで発生する「故障」。肉離れとか捻挫とか、それだけには注意して練習に励んで欲しいですよね。

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