ITmedia、山田敏弘氏のコラムから、医療用大麻と合法化に関して。まさにここに書かれていることに渡しも同意見で、医療目的として苦痛緩和などで大麻などの成分が有効利用されることには全く異論はないのだけれど、それを声高に主張している人達って、偏見も交えて言うと「目が恐い」というか、どうも目的が違うだろうという印象しか受けない胡散臭さしか感じられない。
また、成分だけでなく、日本では麻が神事などにも用いられているけれど、これも「大麻は違法」という事で、確か中国などから輸入しているものが殆どらしい。極々一部、厳重に管理された場所で大麻が栽培されていて、その茎や葉などが利用されているらしいけれど、これも大麻乱用とは直接関係ないけれど「麻」と言う事でひとくくりにされている事に疑問が生まれます。勿論、昔は大麻としての幻覚作用も含めて神事に使用されていたかもしれないけれど、現代ではそれは分離されているわけで、そこは近代的な判断が必要なのでは。
翻って「医療用大麻」に関しては、日本は分析学なども発達しているだろうから、真剣に考えたら良いのでは。医療観光なんて言う事も大々的にぶち上げているわけで、それってCTとか最先端の医療器具だけで無く、もしかしたら静かな環境で鎮痛しつつ終活する、と言う事も付加価値的には高い気がする。イスラエルが本腰でやりだしたと言う事は、多分もう遅いのだろうけど、それでも日本には日本なりのアイデアも生まれてくるかもしれないし、逆にそれによって少しでも世の中が啓蒙されたら、毎度毎度繰り返される大麻騒動も減るんじゃ無いだろうか。
勿論、医療用大麻が認可されて普通に使われるようになればなったで、「これは健康食品大麻です」みたいな、詐欺的営業で売り出す輩も出てくるだろうから、そこは注意が必要だけれど、得られるメリットは大きい気がする。問題なのは、記事にも書かれているように、本来有るべき目的を自分の都合の良いようにねじ曲げて、自分の嗜好のために利用使用とする人達なわけですが。世の中に色々ある問題の一つとして、そろそろ真面目に考える時期なんだろうか。
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