ITmedia、鈴木淳也氏のコラムから、国内外の電子マネー事情。限られた地域とは言え、それなりに日本以外の場所を何度も旅行していると、一番困るのが公共交通機関の利用時のチケットの手配。日本みたいな利便性の高い券売機なんて、先ず期待出来ないし、台数も少ない。だから自分の場合は、先ずその土地の交通機関で一日券とか外国人向けのフリーパスのチケットが無いか探すところから始めたりします。
コラム最後のページに書かれているけれど、Apple Payで複数のカードが収納できて、デバイスとしてはiPhone 1台でどこでも支払い完了するようになると、凄く便利だと思う。日本だと、どうしてもSuicaとかEdyとか、FeliCa系のサービスに慣れているから、逆にApple Payは煩わしく感じてしまいますが、海外に行くと、やはりポケットからiPhoneを出して、Touch IDなり顔認証なりでApple Payを呼び出して精算できるのは、厳禁やクレジットカードと比較すれば雲泥の差。もう、現金決済は勿論、最近ではクレジットカード決済すら煩わしいと感じるようになってきたし(笑)。
記事前半で、北海道でのWAONの事例が紹介されていて、その理由がバス路線の中にイオンモールがあるためというのは面白い理由だなと思います。ただ、ページの最後で、高齢者のWAON率が高い理由として、小銭決済で迷惑を掛けないためと書かれていますが、イオンでWAONカードを契約すると、いろろいな割引や特典が添付されることも大きな理由だと思いますよ。高齢者になり、収入が限られてくると、3%とか5%の還元でも大きいですし、イオン自体は積極的にそういう方向性を打ち出して、囲い込みをしていると思うし。あと、高齢者の場合、スマホを利用して色々なサービスを使い分ける何てことは面倒だと思うもの。その点、WAONカードなら、パスにも乗れてイオンで買い物も出来て、しかもイオンモールなら、食料品だけで無く衣料品に生活雑貨にと、ほほ100%必要な物が賄えますし。そういう意味で、井トーヨーカードーのNanacoカードがもっと普及しても良いと思うのだけれど、余り聞かない気もするし。
究極的には、全ての決済に一つのカードで賄えて、さらにそれがマイカードと紐付けされていて、税金などの精算も全て自動的に行われてくれると、個人的には凄く便利なんだけれど、流石にそこまでプライベートを開放するには勇気がいるかも。でも、パスポート機能も含めてくくれて、そのカード一枚があれば世界何処にでも移動でき生活できる、何て言うことが実現したら、自分的にはますます海外良好の機会が激増しそう。そう言えば、そんなCMを打っているカード会社があったなぁ... 河童の会社だっけ? (笑) 日本固有の生き物だから、世界に出ていくのは厳しいかな。
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