今回のようなG.W.とか夏休みの時期、あるいは年末年始のように、海外渡航が一気に大きくなる時期にはよく聞く「あるある」の話。渡しが海外に仕事やプライベートで行くようになった30数年前は、羽田も成田も出来ていたけれど、当時は
羽田は国内線、成田は国際線」という区分が決められていて(※羽田は大人の事情で、台湾の中華航空、後にエバー航空も就航)、まぁ間違えることはほとんど無かったけれど、その後羽田空港が国際化されてくると、この手の勘違い話は良く聞くようになりました。路線数も増えて、同じ航空会社が羽田・成田、どちらからでも就航している場合は、確かに間違いが発生しても不思議では無いでしょうね。まぁ、それでも今回の場合は早朝の「5時半出発」なわけで、24時間運用の羽田と異なり、成田空港の運用時間帯は06:00~23:00と知っていれば「05:30発?」と疑問も浮かぶかもしれない。実際、成田発便は朝の8:00位が始発(06:00に到着した機材のターンアラウンド)になるし。とは言っても、自分のように飛行機好きならいざ知らず、たまにしか空港を利用しない人だと仕方の無い事かも。
で、ここで浮かんできたのが「日本でもこうなら、海外だともっとやばいんじゃ無いの」と言う事。例えばNew Yorkの場合、市内にはJFKとLGAの2空港がありますが、さらに隣りのニュージャージ州にはERW(Newark Liberty International Airport)もあります。例えば、ANA便でJFKに入り、帰国便が共同運航の(だから見た目はANA便)のUA便だとEWRから出発するけれど、間違ってJFKに行ってしまうこともいるんじゃないだろうか。JFKからEWR、あるいはその逆の場合でも、結構壊滅的だしなぁ。私が最初に海外出張でいった時は、帰国便がIAD発のANA便で、Washington D.C.内で1泊(Stop Over)したんですが、この時国内線で移動してきたのが同じWashington D.C.でも国内専用のDCA (Ronald Reagan Washington National Airport、当時はWashigton National Airport)で、日本への帰国便はIAD (Washington Dulles International Airport)。行く前には先輩社員から、二箇所空港があるから、間違ってDCAにホテルから移動しないように(タクシー利用が前提だった)、"National Airport"と"Dulles Airport"の発音指導を受けて発の海外出張に出発しましたねえ(笑)。そうそう"Dulles"の発音は、一寸間違えるとTexasのDFW (Dallas/Fort Worth International Airport)の"Dallas"と間違えて、別のフライトを案内されるかもしれないと先輩の脅し(?)もあり、一生懸命"Dulles, Dulles, Dulles"と練習した記憶が(爆)。
日本からの直行便が就航しているアメリカ国内のメジャーな空港では、多分New Yorkの例が一番分かりづらいと思うんですが、これに国内線からの乗り継ぎが絡むともっと分かりづらくなりますよね。先のNew York/Washington D.C.もそうですが、例えばChicagoではORD (CHicago O'Hare International Airport)だけで無く、MDW (Chicago Midway International Airport)も選択肢に入ってくるし... 台湾だって、松山空港(TSA)と桃園空港(TPE)があって、結構紛らわしいですしね。羽田発便は基本松山空港線ですが、羽田-桃園線もある。特に台湾のLCC、タイガーエアはHND-TPEもNRT-TPEも飛ばしているから、これは間違いやすいかも。
飛行機だけで無く、鉄道にしても日ごろ使っていないような路線や場所へ移動するときには「駅名間違い」なんていうのもあるし、最近では相互乗り入れをしているから、知っているような地名でも全然違うことも。自分が今でも戸惑うのは、東海道線を利用して横浜方面から都内へ移動する場合、時々「小金井行き」というのが来るんですよね。一瞬「中央線の小金井だから新宿経由?」とか思ってしまうけれど、これ栃木県の「小金井」だから、東京-上野ライン経由の路線。あれも困ってしまいます。まぁ、最近ではスマホアプリで経路探索も出来るし、航空機利用もそのエアラインのアプリを入れて確認すれば、それこそ遅延情報から乗り継ぎ情報まで提供されるわけで、やはりそういうサービスを上手く利用するのがリスク回避の最大の秘訣かなと改めて思いますね。
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