2019年5月2日

お手元

平成最後に行われた、「退位礼正殿の儀」。天皇として最後のお言葉となった内容もさることながら、話題になったのは最後退出されるときに、上皇后美智子様のお手(右手)を上皇陛下がとって補助される様子。これはこれで微笑ましい、いかにもお二人にあった様子だと思う半面、その同じ場面で気になったのが美智子様の左手。畳んだ扇を持った左手が、微妙に揺れているというかぶれているというか、ちょっとお手元が不自由な印象を受けます。

ぱっと見、パーキンソン病の人の手元が安定しない様子と似ているなと感じたんですが、取り越し苦労だろうか。ただ、ここ数日色々な場所でのご様子が放送されていますが、以前はそういうご様子は無かったように思われるので、やはりご体調は以前と同じでは無いと言う事だけは確かでは無いかと思いますね。

今回の譲位に関しては、ご公務が満足出来る状態で出来ないと言うのも理由の一つになっていますが、やはり上皇陛下としては美智子様のご負担を減らしたい、これ以上悪化するようなこと無く、出来れば静かに日々を一緒に過ごしたいというお気持ちが一番の理由では無いかという気が、あの場面を見ていて思われました。仮に、それが一番の理由であっても、誰も文句は言わないだろうし、逆に一日も早く平安な生活に戻って欲しいと願うはず。

タレントや芸能人の場合は、引退して「一般人」になった後は、それまでのようなメディア露出を閉ざすことで自分のプライバシーわ守り事が出来るけれど、流石にお二人の場合はそういう風にも行かず、なかなか本来の意味での「自由な生活」には戻れないと思う。唯一我々が出来る事は、お二人の今後のご様子が気になるけれど、それを敢えて詮索しない、心の片隅には止め置きながらも、意図的に意識の外に置くことで、お二人だけの時間を作っていくことが我々の役目のようにも思いますね。

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