2019年5月17日

失言防止マニュアルは基本

自民党が党内の議員向けに作成・配布したとされる「失言防止マニュアル」。何度もテレビなどで放送されていて、殆ど「情けない」「レベル低い」など否定的な意見ばかりだけれど、私は、見聞きした範囲では良いマニュアルだと思ったんですけどね。勿論、内容は「常識」と言って良い物ばかり。でも、例えば交通安全のマニュアルだって「渡るときには左右をよく確認しましょう」とか「信号が青に成ってから渡りましょう」という「当たり前」の事を確認する物なわけで、内容の程度ではなく、どういう所に注意するのかと言う部分が重要なのでは。そういう意味において、マニュアルでは取材を受ける側として、取材する側は必ずしも味方・理解者では無い、情報は必ず加工されると言う事を繰り返して述べているわけで、これを伝えるメディアとしては面白くないだろうから、某かのバイアスとかフィルターはかかるだろうな、という事は想像出来るんですよね。

自民党がこう言う物を作って配布して注意喚起するというのは、組織体として足りない部分があることを認めて改善活動をしようとしているわけだから、むしろ賞賛するべき事では。野党の中には、元党首が日本語として意味不明なことを正々堂々と何度もツイートしたり、自分の行動は棚に上げて他人を罵詈雑言で非難する議員とか、いゃいゃ、貴方たちもう一度幼稚園から社会マナーとか常識とかをやり直してきなさいと言いたくなる事がもっとあるんだけれど。

最近公開された「空母いぶき」に首相役で出演した佐藤浩市氏が、安倍総理を揶揄するような発言をインタビューでしたという話がTLに流れ、それに対してとある有名作家が「三流役者」と非難すると、それを受けて野党の議員が「三流作家」とツイート返しする。元々低次元のやり取りしかやっていない人達ではあるけれど、益々レベルが下がっているというか、もう感情的に反応しているようにしか見えない。彼らこそ、ネットリテラシーをもっと身につけて、議員としての振る舞いをするべきだと思うし、有名人ならば同様にアンチファンであろうと納得出来るような説明位はしないと。

まぁ、状況上「失言防止マニュアル」というタイトルは仕方ないとは思うけれど、内容を見ると「失言」というよりも「情報は加工される」という事を徹底することが必要だし、そういう内容が多いんじゃ無いだろうか。で、それは別に議員だけで無く、我々ネットワークを利用しているユーザー全員に対して要求されることでは。自分は、BBSの頃から何度もそう言う経験を経て、経験値を積んで、まぁそれなりに今のネット社会を上手く利用している(つもりの)訳ですが、それでも最近の傾向に流されるというか、つい切れてしまう。だから、今回の様な騒動は「他山の石」と思い、そう言うことをリマイドさせてくれた「事象」に少し感謝して、自分を振り返る機会にしないと。

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