2019年4月5日

国民栄誉賞

イチローが、三度目の国民栄誉賞授与を辞退したという記事。先の二回の時に「野球生活を終わった時に頂けるなら有りがたい」と発言して辞退していたので、それなら今回ならと言う期待があったんだろうけど、まだまだ彼の中では「ベースボール」が生きているんでしょうね。今後の進路に関しては、正式なことは発表されていないけれど、多分マリナーズの臨時コーチとかスタッフの様な形で暫くは帯同するんだろうなぁ。イチローとしては、体を動かせる場所は欲しいだろうし、マリナーズとしても良い影響はあってる悪い影響は無いだろうし。

次のチャンスは、6年後の「野球の殿堂入り」が決まったときでしょうね。その時はどうかなぁ、流石に殿堂入りはスポーツ選手として一つの区切りであるから、可能性は今回よりも高いと思うけれど、でもイチローの事だから、そこでもやはり辞退して、さらに先の何かを目指すのかもしれない。

国民栄誉賞という顕彰行為自体は悪くないと思うけれど、ちょっと乱発気味の状態ではありますよね。文化勲章のように、ランク分けみたいなものをして出せば良いように思うし、文化勲章の「勲一等」みたいなかんじで、その中の最高位を「国民栄誉賞」として表彰すれば良いんじゃないだろうか。まぁ、文化勲章の中に既にそう言う分野があるはずだから、二重になるという事も有るし、元々はスポーツ選手だけに与えられた「国民栄誉賞」では無いから、そこはもっと検討が必要なんでしょうね。

個人的にイチローに願うのは、やはり何らかの形で常に露出をして、彼の生き様というか、野球に対してるあるいはスポーツに対する、彼の姿勢を常に見えるようにして欲しいですよね。去年の5月に一旦選手を退いて、先日の日本での開幕戦直前まで、殆ど彼の様子は分からない状態だったし、それが寂しくも感じるわけですし。監督とかコーチとか解説者というのは、自身で言っているように向いていないのは同意するけれど、となると彼の選手後の活躍の場は一体何だろうか。それがフィールド上であって欲しいし、でも「選手」以外でどう言う役割があるのか、ちょっと見えない。それが唯一の不安だろうか。国民栄誉賞は辞退して貰っても良いけれど(笑)、国民の視線や期待は受け止めて欲しいですよね。

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