2019年4月11日

失言

自民党所属議員のパーティーでの発言が問題発言となり、とうとう辞任(更迭)した桜田義孝五輪相。まぁ、よく言えば気の良い田舎の伯父さん何だろうけど、仮にも政治家ならば言って良いこと悪いこと、言質を取られることを意識して発言しないといけないわけで、そう言うことを飛び越えて好きなことを言えるのは麻生さんくらいなもの(えっ?)。まぁ、身内のパーティーでの話で、当然その本人主役を立てるために多少のよいしょや脚色はするだろうから、そんなに目くじら立てることかなとは思うけれど、これまでの発言問題も含めて全部合わせ技一本ということなんだろうなぁ。

与党議員だから、大臣だから、こう言う発言の端々を切り取られたり、強調されてメディアは伝えるけれど、それ以外の議員でも国会での発言や、それ以外の場所での発言でどうかと思うことは多々あります。特に最近ではSNSを利用する人が多いけれど、その発言や行為を見ていると、をぃをぃと思うこともしばしば。ただ、メディアが取り上げないから問題視されていないわけで、そこは与党野党関係無く国会議員としての資質を問うべきじゃ無いかといつも思います。

そう言う意味では、失言では無いけれど、自由党の山本太郎議員が離党して政治団体「れいわ新撰組」を作ると言うニュースも、一寸なぁと感じるニュース。まずは新元号として発表された「れいわ」を使っているところが何とも。さらに、幕末の「新撰組」を意識したのかどうか不明だけれど(本人は「新しい時代に新しく選ばれたものと言う意味」と説明しているので)、でも日本人の持つ「新撰組」のイメージをちゃっかり拝借したのは事実。でも、TLでのツッコミが秀逸で、新撰組は反政府組織を懲らしめる側の立場だから、本来なら逆ではという指摘には脱帽ですね。正直、彼のこう言うパフォーマンス的な所は、最初の桜田議員がリップサービスをついしてしまうのと同じ事だと思う。自分が所属していた自由党が、原発政策で反する国民民主党と合流することに反対しての離党何だろうけど、この夏の参議院選挙での改選を控える身として、兎に角名前を売りたい寄付金を集めたいみたいな印象の方が強いなぁ。

こう言う「機を見るに敏」な人は、それなりに評価されて生き残るのに対して、桜田氏のようにどうも一つ間が悪いと折角のチャンスも生かせない。その当たりは、人間性もあるんだろうけど、やはりその立場や職業に向いている不向きと言う事も有るんでしょうね。政治家というのは、ある意味発信して社会の様子を変えたり、雰囲気を感じることが大きな仕事の一つだと思うので、やはり発信力とか発言力の無い人は駄目かもね。それ故に、一時期は芸能人や有名タレントが立候補して、それなりに話題になってきたけれど、結局は事前の話題の割りには議員になってしまうとその個性が隠れてしまい単なる政党の一票にしかならなくなるのは仕方ないのだろうか。それでも、山本太郎議員のように、自分勝手に引っかき回して迷惑を回りに掛けるよりは良いのかもしれないけれど。「口は災いの元」から、「口は武器」くらいのことを言えるくらいの度胸が無いと、やはり議員特に国会議員は務まらないんでしょうね。

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