新元号関連では、色々なことを浮き彫りにするある種のフィルター的役割もしていて、アッチ系の人達の「言葉」がさらに酷くなっていることに関しては、もうねぇ... その中で、「えっ!?」と思ったのが、国民民主党代表の玉木雄一郎氏の「令和」に関しての一連のツイートとそれをまとめたようなブログの記事。今回の年号は、初めて国書(万葉集)から採択されたと公には説明しているけれど、実は隠れた繋がりとしてこれまでのように中国の古書との繋がりもある。さらに、単に複製したのでは無い時の流れと、将来への希望も織り込まれているというようなことを、ご本人の知識からなのか、あるいは誰からか知らされたのか不明だけれど、要領よくまとめられています。これを見たときに、失礼ながらも氏に対しての評価が凄く変わった瞬間でした。
もう一つ好感を持ったのは、この新元号発表に関してのツイートなりブログ記事に、政治的な話を含めていないこと。事前には、「安」の字が入るとか、盛んに政治的な話に歪曲しようとしていたグループに含まれると思っていた玉木氏でしたが、発表されると少なくとも彼の今見える発言の中にはそういう部分は見られず、「令和」となるまでの深い背景と、これから始まる天皇陛下と皇太子殿下の一連の行事に関して敬意を払う言葉を最後に入れていて、いゃいゃ、中々そこまでちゃんと文章を掛けるものじゃ無いのでは無いだろうか。しかも彼は、「今上陛下の御譲位と皇太子殿下の御即位」と書いていて、「退位」という言い方をしていない。ここも、凄く好感を感じる部分でありますよね。
岡山理科大学の獣医学部関連の話題が賑やかだったとき、個人的には父親が隣県の獣医師会の副会長で、実弟が獣医師なのに無関係と言う事は無いだろうと、彼を批判していて、その気持ちは今も変わらないけれど、でも、もしかしたらもう少し考え方とか行動に関して違う方向に向くことが出来たら、実は結構有能な政治家になるんじゃ無いかという気が一寸してきました。今一番必要な政治家、特に野党の政治家は、与党に対してちゃんと「是々非々」の対応が出来る人だと思っています。今の政党支持率を見ると、与党:40、無党派層:50、その他:10位の感じなんじゃ無いかと思いますが、半数近くを閉める無党派層が、選挙などの時に与党に流れるから、いつまでたっても野党は芽が出ない。じゃぁ、どうしたら注目してくれるかと言ったら、自分達の為に役立つことをしてくれれば、どうしたって支援が来るわけで、それが出来ていないからそっぽを向かれている。少なくとも、選挙では国民の半数近い割合の支持を得ているわけで、100%良いとは言えないけれど、それ誰実のある政治をしているからそうなっていることは確か。でも、それでも半分くらいは不満や不備を感じているのだから、そこをちゃんと丁寧にフォローしていけば、徐々に支持も増えるだろうし、政治家としての経験と技能を獲得しているとも言えるはず。
勿論、反対すべき事は反対しても良いと思うけれど、でも今の様子を見ていると「反対のための反対」というか、単に相手を否定する事が正義と思っているとしか思えない行動ばかり。そうじゃなくて、相手が合格点と思って出してきた法案を、さらに磨きを掛けてより良いものにすることが野党が出来る一番の仕事のはずで、それ決して与党だけの手柄になるわけじゃ無くて、国民はちゃんと見ていると思う。実際、日本維新の会はそうやって存在感を高めているわけだし、彼らも不安な部分未熟な部分は多々あれど、でも他の野党よりはよほど仕事をしていると感じますしね。元々は、選挙目当てのドタバタから出来た政党だし、彼だって言い方は悪いけれど知名度だけで代表になったのかもしれないけれど、スタートはどうあれ立場や仕事が人を育てる事も有るわけで、そう言う意味では一皮剥けたのかもしれない。世の中が活性化するためにも、今回の元号だけで無く、もっと色々所に「ひと味違う」所を見せて欲しいのだけれど。
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