2019年4月29日

平成最後の...

2019年4月最後の週末が終わり、それはイコール「平成31年」の終わりでも。G.W.入り、さらに週末ということで、色々なイベントが開催されたんですが、メディアで報道されるときには決まって「平成最後の〇〇」という枕詞がついてくる。当然、5月1日からは「令和最初の〇〇」という言い方が暫くは続くのでしょうけど、これって昭和から平成に変わったときには無かった現象ですよね。それも当然は、昭和から平成への移行は、昭和天皇崩御2伴う今上天皇即位が数日のうちにドッと押し寄せたわけで、しかも昭和天皇崩御の喪に服していた中でしたから、今回の様なある意味お祭り騒ぎ的なイベントも出来ない訳ですし。

色々理由はあると思うけれど、大正天皇の在位期間は15年間であったため、昭和天皇の在位期間が64年間と長くなり、その後の今上天皇陛下は31年間で次の世代に時代を譲る事になる。でも、次の皇太子様も今年60歳のはずで、30年間在位すると90歳。私は、個人的には今回の退位・譲位をこれからのルールとして、天皇陛下にも出来れば70歳、どんなに長くても75歳で退位されるような「暗黙のルール」を作ったらと以前から思うんですよね。幾ら天皇陛下と言えども、実質は普通の親子であるし、それ位のお年になればお孫さんだって可愛いだろうし、自分の自由な(文字通り何者にも束縛されない)本当に自由な時間をゆっくり過ごして欲しいと思うし。最近は、今回のご退位と言う話題に関連して、天皇皇后両陛下の映像が頻繁に流れますが、流石にお二人とも80歳を超えられて、高齢を感じられるご様子が以前よりも増えてきている気がします。少し前に、お忍びで皇居の外に出かけられた映像が流れたけれど、ああいう行動を自然に日常の生活として過ごされる時間を、本当は10年とか5年前には手に入れられておられたら、もっと良かったのにと思います。

今回の平成から令和への以降は、多分にイベント的に扱われてどうかと感じるところもあるけれど、ほぼ好意的に受け止められているし、平成に対しても令和に対しても、色々な意味で興味や関心が生まれていることは良いことなのでは。勿論、個人的には元号って手続き的には止めて西暦に統一して欲しいと思うけれど、一つの時代を表すシンボル、あるいはタグ的に使用するのはいいんじゃ無いかという気がしています。そういう意味で、平成という時代が経済的にとか社会的に良かったどうかは後の評価を待つけれど、30年という一つの区間・期間というのは、一つの時代や流れを評価するには丁度良いくらいの長さじゃ無いだろうか。勿論、平成から令和で何もかもがリセットされるわけでは無いけれど、こう言う現行の使い方というか考え方というのはありかなと。

今日、明日と二日で平成が終わり、明日のご退位の儀式を最後に今上天皇陛下皇后陛下はその地位を退かれて、やっと「普通のお二人」に戻られるはず。勿論、本当の意味で「普通の二人」にはなれないれど、これまでよりはご公務からも離れられて、自由な時間は増えるはずで、その時間を有意義に余生を過ごされて欲しいと思いますね。正直なところ、今のご年齢を考えると残された時間は決して多くは無いことも事実なわけで、その中で本当にゆったりとした時間を過ごして欲しい。それは、天皇で有ろうと一般の国民であろうと違いはなはずですから。

0 件のコメント:

コメントを投稿