2019年4月26日

思い込みは厳禁

先日、いかに勝手な思い込みは危険・不味いかを身をもって経験したので備忘録もかねて記録しておくことにします。

自宅から毎週金曜日の新幹線通勤とか浜松から外に出かけるために浜松駅を利用する場合、駅までの交通手段としては、電車かバスの二択なんですが、それぞれ長短合って、

  1. 遠州鉄道の赤電(私鉄)
    1. 長所: 12分間隔で運行されていて、最寄り駅から浜松駅まで12分と移動時間が読める
    2. 短所: 最寄り駅が自宅から徒歩30分位かかる
  2. 遠州鉄道の乗合バス
    1. 長所: 最寄りのバス停まで徒歩5分
    2. 短所: 運航本数が、朝の時間帯は1時間に5本位あるが、学校行きも含まれるので学生で混雑する。不通の時間帯は20分間書くで1時間に3本。また、標準の移動時間は25~30分なんですが、混雑時には45~50分位かかる場合も有り移動時間が読めない
ですから、通常は健康維持も兼ねて電車を利用して、天候が悪いときとかはバスを利用するようにしています。

で、先日そのバスを朝の時間に利用したとき。最寄りのバス停から乗車したときには、けっこう席も埋まっていて、立っている人もいるくらいの混雑でしたが、2列席の一番前に座っているサラリーマン風の男性、2列席を一人で占有して、かつ左側に足を投げ出して「ここに来るな」オーラ満載。「いるんだよなぁ、こう言う我が儘な乗客」と思い、少し離れた所に立っていました。で、幾つかバス停を通過してから乗ってきた人の中で、一寸若い感じの男性が、その隣に座りました。何か言うかと思ったら、特にそんなやり取りも無く、結構大人しく席を開けたので拍子抜けしたくらい。

バスは進んで終点の浜松駅に到着。私も終点なので降りるんですが、その前にその二席占有していた男性が立ちあがって通路に出てきました。で、この時に分かったんですが、この男性、どうも左脚にギブスをしているようで、左脚のかかとを固定しているような歩き方をしています。当然、左脚の膝も曲がらない。狭いバス車内の通路を、左脚を引きずるように前に移動して、料金を払うときもちょっと大変そう。よくよく見たら、上半身はスーツ姿ですが、下半身はウィンドブレーカーのズボンをはいています。多分、ギブスとかでスーツのスラックスでは入らないんだろうなぁ。

ここで、「我が儘で2席占有している」なんて思ってしまって、申し訳なくなりました。左脚が曲げられないなら、仕方がないけれど、逆に良く隣に座れるように足を畳んだなと今になって感心してしまいました。2列席の一番前の席で、座席の前には前輪のタイヤハウスが出ていますから、前の席の下に足を伸ばすなんて言う事も出来ない。本来なら、優先席に座っても良いくらいの状態ですが、既に埋まっていたらそちらの席に座ったんでしょうね。あと、その席の前はタイヤハウスで、荷物置き場にもなっていますから、自分の荷物を置きたかったかもしれない。別に声を出して注意したわけでも無いので、トラブルの種にもなるわけでは無いけれど、つくづく勝手な思い込みで変な正義感を振り回してはいけないなと再認識しました。貴重な体験ですね。

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