2019年4月23日

週休三日

日本マイクロソフトが、8月の金曜日4回を全て特別休暇にして、「週休三日」の実践プロジェクトをするというニュース。8月は、金曜日と本来の土日と合わせて「三連休」となるわけですが、もともと8月は夏休みで休む人が多いし、地域によってはお盆もあるし、そんなに休むことに抵抗がない時期でもありますから、まぁ実験としては良いタイミングかも。「働き方改革」とか「ワークライフバランス」とか、いろいろ言い方はあるけれど、記事にもあるように一週間7日あるうちの3日が休日となると、残り4日で仕事を完了しないといけないし、だから取ってその分残業を増やすわけにも行かない。結果的に、効率化を進めるしか無いわけで、そう言う意味では「退路を断って進む」みたいな感じも。

今回は金曜日が追加の休日になるわけですが、人によっては土日と分散して、例えば水曜日を休みたい人、逆に土日に月曜日を追加して三連休にしたい人、色々そういう事情も加味されて週休三日が実現するとさらに良いと思うんですけどね。そう言う意味では、一週間のうちいずれかの三日間という方法もあるんだろうけど、今のビジネススタイルとして、多くの企業は土日は休みだから、そこを外すわけにはいかないだろうし。

もう一つ、在宅勤務との兼ね合いをどうするのかというのも一つの課題かも。週休二日のままで良いから、その代わり残り五日は全て在宅勤務にして、月に一回会社に出社して必要な作業をする、みたいな。小さな子供がいる場合は、そんなニーズも高いんじゃないだろうか。ただ、そうなると仕事の内容や範囲も限定されてくるので、その人のやり甲斐なども含めてどう言うジョブアサインをするのかも会社としては重要になりますよね。開発関係の仕事だと、企画やPM関係は可能だと思うけれど、ハードウェア開発は厳しいし、ソフトウェア開発は出来ない事は無いけれどやはり大変だと思うし。

今回の日本マイクロソフトの試みでは、単に一日余計に休むだけでは無く、その休みの日を利用しての異業種交流とか社会貢献などに補助を出すなど、また違った方向性を目指している気もします。どちらかというと、Googleの「20%ルール」に近い気もするけれど、そのGoogleにしても苦労しているようなので、今回の試みはどうだろうか。個人的には、毎年で無くても良いから、数年に一回そう言うチャレンジをするような機会を与えてくれるとか、社内ベンチャー制度に似てくるけれど、自分で発案したビジネスや組織改革を期間を決めてトライしてみるとか。終身雇用制度と言う言葉が、段々と死語になりつつあるけれど、言葉だけで無く実際の働き方もどんどん変わりつつあるわけで、それを受け入れられない人・組織・会社もどんどん淘汰される時代になっていることは確かですね。

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