2019年4月22日

飛んでもいないのに

この週末に行われた、大阪と沖縄の衆議院議員補選結果に関して、野党立憲民主党の長妻氏が「(自民党候補の敗戦に)失速を感じる」と話したという記事。まぁ、野党が与党のことを肯定的に言うことは無いとは思うけれど、それでも自民党は失速する程度は飛んでいたわけで、失速しようにもまだ値に張っている状態の政党が何を言っているのか、と言われる方に100カノッサ(マテ)。

実際問題、大阪の補選を制したのは、野党ではあるけれど自公とは是々非々で対応している「仕事している野党」の日本維新の会の候補で、これは自民党は敗れたとは言エルの可動微妙なところ。沖縄は、知事になった玉城デニー氏の補選で、こちらは選挙前から自民党の島尻候補の苦戦は言われていたいたし、今回は「移設賛成」を前面に出しての選挙だったから、その内容も見ないと行けない。実際沖縄三区の結果は、当選した屋良氏は得票率57%に対して、島尻氏は44%と、島尻氏の得票率得票数も決して少なくない。圧勝という程では無いと思うんですよね。だから、大手メディア等が「民意」というのであれば、この「賛成」の民意も汲むべきだけれど、そんなことは言わないんでしょうね。それが通るなら、それこそ今の国会議員などは与党が過半数どころか2/3近く占めているわけで、その民意を無視する野党はどうなるのか、と小一時間。

結局どの選挙も同じなんだけれど、与党が勝てば「国民の声を聞け」と言い、自分達の主張が通らないと文句を言うくせに、自分達が勝てば「民意を聞け」と他の意見には耳を貸さない。そんな都合の良いことばかりを言って、実のある行動を示さないから、特定野党はいつまでたっても失速どころか離陸すら出来ない状態が続いているわけで、それが結果的に色々問題や不満があっても今の与党、安倍政権が続いている最大の理由だったと思う。大体、こう言う取材で「失速を感じる」と言うのであれば、仮にも野党最大政党なんだから、自党の候補をちゃんと擁立して戦ってから言うような台詞。候補者の準備も出来ずに、野党相乗りとか自主投票とか、それって政党としての役目を放棄しているんじゃ無いのだろうか。

まぁ、本番は夏の参議院議員選挙で、ここまで議席を取り過ぎている与党は、良くても議席を減らすと言われているけれど、それを解消する起死回生の施策が「消費税凍結」だと思うんですけどね。6月のG20でどの様な発言が出されるか、個人的には消費税凍結を言って、その賛否を問うために衆参同一解散選挙でもいいんじゃ無いだろうか。それで、サボることしか考えない特定や統制力が一掃されて、与党も野党もちゃんと仕事する議員が選ばれれば、よほど日本のため社会のためになると思う。まぁ、すでに国会をサボって早めのG.W.連休に入ってしまった人達には言ってみ馬耳東風なんだろうけど。

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