2019年4月18日

羽の無いドローン

今では普通に使われている「ドローン」ですが、殆どの機体は4台から8台位のプロペラを装備した、言ってみれば「ヘリコプター型」のもの。当然、プロペラが止まれば落ちてしまうわけで、安全性という意味では問題があったわけですよね。で、素人の私でも思いつくのが「飛行船型」はどうだろうかという事。ヘリウムを充填すれば、何かあっても落下することはかなり減るでしょう。問題は、本物の飛行船がそうであるように、風邪の影響受けやすいことと、移動用に結局プロペラを装備しないといけないことでしょうか。
で、NTTドコモが開発した「風船型ドローン」は、浮揚するためにヘリウムを利用し、移動にはプロペラではなく超音波振動で空気を動かして移動するというもの。直径90cmで、秒速20cm位で移動出来るとのこと。

記事にもあるように、基本空中に停止して、定点観測みたいな事をするのが一番適切かも。それって、今のドローンが逆に苦手なところだから、目の付け所はいいんじゃ無いだろうか。しかも連続飛行時間も1~2時間とそこそこ長時間滞留できるし。フットボールなら、スタジアムなどスカウティング用に高い場所が無いグランドでの撮影に、定点観測みたいに空中に上げ置いて試合中撮影させるというのも可能かも。例えば、現在のプロペラ型ドローンをこの風船型ドローンの上に飛ばして、そこから充電用の端子を降ろして接触させて「空中充電」なんて出来ないだろうか。Qiとか利用したら接触しなくても充電できるだろうか。

あるいは、例えば先に書いたようにグランドの定位置に浮かんで撮影するような場合なら、地上からの風船型ドローンの底部に向けてレーザーとか飛ばして、それを電気に変換する素子を搭載させれば、位置決めと電力供給が同時に出来るかも。別に常に満充電で無くても、搭載しているバッテリを少しでも補助できればいいわけで、それで2時間が3時間になったりすれば十分有効じゃないかと。地上部分に置く基地局も、内蔵バッテリーでスタンドアローンで動作すれば、電源の引き回しも不要だし。ニコニコ超会議に登場するらしいけれど、いろいろと活用方法が生まれそうな気がする。

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