2019年4月10日

向こうの悪役、こっちの正義

新一万円札の肖像に決まった渋沢栄一氏に関して、韓国が「植民地支配された韓国への配慮が足りない」とクレームしているらしい。何のことかと思ったら、渋沢氏が設立した当時の第一銀行(後の第一勧業銀行になり、富士銀行などと合併して今のみずほ銀行)が韓国で発行した銀行券に、渋沢氏の肖像画が使われていて、それ故に植民地支配の象徴として許せないらしい。

いゃ、何時ものことだから今更驚きはしないけれど、そんなことを言ったら伊藤博文候を暗殺した安重根なんて、日本では殺人者だけれど、韓国では英雄で韓国海軍艦の名称にもなっているわけで、それに日本人が文句を言えば反論するわけだしね。相手が自分達に都合良く解釈するのは勝ってではあるけれど、それをこっちまで影響させるのは止めて欲しい。大体、朝鮮併合反対派だった伊藤博文を暗殺したから、朝鮮併合が進んだという皮肉な一面もあるわけで。

通貨の発行権はその国の主権の一つなんだから、その内容、特に紙幣のデザインに関して他所からとやかく言う権利は無いはず。他所の国のことを自国の紙幣に反映したような場合なら、それはまた別の話だけれど、国内で使用する紙幣に国内で著名な人物の肖像画を使用する事に、何でわざわざ隣とは家外国の国のメディアがとやかく言うのか。それも「過去の歴史を否定」とか「安倍政権の歴史修正主義」とか、何処かに国のとある集団みたいな事を言っている。

ここまで、散々日本に対して傍若無人な対応をして何も解決する努力を見せていない状態で、さらにそこに燃料投下するようなことを喜んでやってしまうメンタルがよく分からない。それでいて、停滞する経済には日本の援助が必要とか素知らぬ顔をして言ってしまうわけだし。そういう事情があるからなのか、最近またテレビの番組で、韓国グルメとか韓国旅行みたいな扱いが増えているような気がするけれど。それでいて、韓国からの訪日客は順調に増えているみたいだし、それは結局は声を上げているのはごく一部の特殊な人達だけ何だろうけど。いずれにしても、毎度のこととは思いつつも、うざったいなぁと多くの日本人は感じるだろうなぁ。それは、どちらの国にとっても不幸だと思うんだけれど。

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