2019年3月9日

アリー/スター誕生

昔、出張などで飛行機を利用していたときは、長いフライト時間の暇潰しとして、さらにUA等は結構話題作が直ぐに反映されたりしていたので、機内映画はフライト中の楽しみの一つでもあったんですが、最近は余り見たいと思う映画も収録されていなくて、殆ど観る機会がありませんでした。でも今回は、色々評価が高い、レディーガガ主演の「アリー/スター誕生」がANAのリストに入っていて、久しぶりに機内映画を楽しむことに。

いゃぁ、良かったぁ、この作品。見ている途中で、「これはBlu-rayを購入せねば」と思ってしまいましたからねぇ。なんと言っても、圧倒的なガガの歌唱力が凄い。途中涙腺が緩くなり、うるうるしてきたのは、決して歳のせいだけじゃ無いと思う。この作品の主演男優で、監督も務めたブラッドリークーパーは、ガガに出演させるために直談判しに彼女の自宅を訪ねて、口説き落としたとのことだけれど、出会いから最後の別れまで、なんか切ないし、ある意味これが正解だとも思うし、色々複雑ですね。

で、この作品タイトル、邦題は「アリー/スター誕生」ですが、原題は「A STAR IS BORN」。そのまま理解すれば、しがないウェイトレスだったアリーが、有名アーティスのジャックに見いだされて、スター街道を駆け上がる、という意味なんだろうけど、映画を見て最後に思ったのは、最後に自らに絶望して自殺するジャックが、「天に召された」という意味も含んでいるんだろうなと言う事。最後にアリーが追悼コンサートで歌を歌うシーンがあるんですが、その歌を聴きながら何となくそんなことを感じて、久しぶりに感動とともにエンドロールの最後までみた映画になりました。

レディーガガがデビューした当初は、その奇抜なコスチュームと、やはり奇抜な対応というか振る舞いが気になって、余り良い印象は無かったのですが、その歌を聴くと何か違うなぁという印象も同時に感じていました。でも、余りに立ち振る舞いの方のインパクトが強すぎて、なかなか頭に入ってこない(笑)。日本と違って(えっ?)、アメリカの音楽業界で成功する人達は、やはり歌唱力にはちゃんと裏付けがあるわけで、それが無いと成功できないことは当たり前なので、決して不思議では無いのですが。

二時間余りの映画だけれど、久しぶりに良い時間が過ごせたと感じた二時間でした。まぁ、途中でCAさんのアナウンスが入らなければ、もっと感動したかもしれないけれど、それはBlu-rayで再体験することにします。

0 件のコメント:

コメントを投稿